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500名を超えるプロボノ・ボランティアを率いる経営コンサルタントが語る、プロボノについての本音トーク

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視野が広がり、本業ではできないような経験も

小川:プロボノをすることで、かものはしプロジェクト、齋藤さんご自身にどういった変化がありましたか?

齋藤:時間的な制約やスキル面の制約により、これまでスタッフだけでは手を出せなかった領域をプロボノが担うことで、問題解決をよりドライブすることができたと思っています。私自身には大きく2つの変化がありました。

1つ目は、普段ビジネスの世界では触れ合うことがなかった人との出会いにより、自分自身の視野が広がったことです。2つ目は、企業では担うことのない立場を経験できたことです。

コンサルティングファームでは事業会社と比較して早くから重要なポジションを任されるケースはあるものの、500人を超える組織のトップとしてマネジメントすることは、「かもカフェ!」に関わっていなければ経験できませんでした。

小川:それは非常に貴重な経験ですよね。では、本業とプロボノを両立される上で苦労されていることや工夫されていることはありますか?

齋藤:プロボノのコミットメントが本業の忙しさに左右されてしまう点です。先ほどお話した通り、本業が優先(給料をもらっている以上、それに見合うValueは発揮しなければいけない)なので、この点は仕方ないと割り切りつつも、いつ本業が忙しくなるかをあらかじめ予測した上で、プロボノを計画的に進めていくことが重要だと考えています。

プロボノを経験した率直な感想、今後の目標、メッセージなど

小川:プロボノを経験されて、率直な感想はいかがですか?

齋藤:そうですね。両立が難しいといった悩みもありますが、それを上回るメリット(私の場合は人との出会いや本業でできない立場の経験)が、プロボノにはあると思います。

また、日本ではプロボノの存在がまだ広く認知されていないので、活動をする上でロールモデルやノウハウがないという難しさはあります。

ただ、それは言い換えれば新たなワークスタイルを作り上げているとも言えるので、それだけチャレンジングな取り組みをしているという充実感も感じています。

小川:確かにそうですよね。では、齋藤さんのプロボノとしての今後の目標を教えてください。

齋藤:プロボノとして、かものはしプロジェクトの問題解決をサポートしていくことはもちろんですが、加えてプロボノという活動がより広く認知され、より多くの方がプロボノとして活躍できる社会にしていきたいと考えています。

21世紀になってから日本でクローズアップされてきたNPOや社会問題という言葉ですが、これまで中心となってきたのは、社会起業家という言葉に代表されるように、これらの活動に専業で取り組む一部の方だったと考えています。

ただし、これからは「組織で働くビジネスパーソン」が社会問題を解決する主役になるのではないかと感じています。

この「組織で働くビジネスパーソン」は、本業もあることから、個々人では十分に成果を出し切れないかもしれませんが、絶対数が多いので、個々人が少しずつ社会貢献に向けて力を出せば、社会問題の解決に大きなインパクトを与えられるのではないかと考えています。
そんな社会を生み出すために、微力ながら貢献できればと思います。

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