- 2014年09月17日 13:34
IKEA人気に便乗して、独自のニッチを確保した「Semihandmade」
1/3ロイターの9月9日の記事によれば、日本でもおなじみのスウェーデンの大手家具メーカー、IKEA社の2013/14年度(13年9月~14年8月)の通期決算は5.9%の増収となった。IKEAは世界26カ国で展開しているため、その業績は世界の消費者動向を占う指標としても注目されていた。IKEAの売上が特に高い上位3カ国には、ドイツとフランスのほかに、米国が入っている。
そんなIKEA人気に上手く便乗したのが「Semihandmade」だ。運営企業であるHandmade社はIKEAとはまったく関係はなく、提携も結んでいないが、IKEAが販売しているキャビネットに合わせてドアなどの前面部分を独自に製造して、販売している。
汎用のIKEA家具の見た目を自分の好みに合わせてカスタマイズできる点が消費者に受け、ニッチの確保に成功。これまでに4000を超えるIKEA製キャビネットの表面をカバーしてきた。
Semihandmadeの仕組み
Semihandmadeのトップページでは、同サイトで商品を特注する手順を次のように説明している。
1. 「MATERIAL CHOICES」のページに掲載されている選択肢の中から好みの材質を探し、選択する。実物を見ないと判断できないという人のために、各素材の4インチ四方のサンプルを4つ1組10ドル(約1000円)で販売している。同サイトにキャビネットのドアを発注した場合、サンプルに投資した金額は、ドアの費用から引かれる。
2.すでにIKEAのキャビネットを所有している場合は、その製品の名前や寸法を伝える。まだ所有していない場合は、IKEAの実店舗またはECサイトを訪れて、設計プランを立てる。
他の家具の大手メーカーの多くとは異なり、IKEAでは、ドアや引き出しの前面を付けずにキャビネットを注文することもできるので、そのオプションを選べばよい。
3.設計プランが出来上がったら、Semihandmadeにメールを送り、見積もりを求める。
価格の目安として、次の2つの画像が提供されている。
IKEAで人気の高いAbstraktというシリーズのキャビネットをそのまま使ったシステムキッチンにかかる費用は6500ドル(約65万円)であるのに対し、Semihandmadeでドアやパネル、引き出しの表面などを特注した場合は9500ドル(約95万円)となる。35%程度、余分にお金がかかる計算だ。



