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The Guardianがメンバーシッププログラムを開始――コミュニティによって支えられるジャーナリズムを目指す

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The Guardianが、メンバーシッププログラムを開始しました。オンラインのコンテンツにお金を払う課金モデルではなく、メンバーシップへの登録料とイベントでのマネタイズに挑みます。

きっかけは、2012年にガーディアンが週末だけオフィスを一般に開放し、食事と音楽を用意して開催したフェスのようなイベントが成功したことだそう。ガーディアン編集長のAlan Rusbridger(アラン・ラスブリジャー)さんは、メンバーシッププログラムを始めるにあたってのあいさつでこう書いています。

私たちが開催したイベントはとても魅力的だったのです。そして(その場にいた)ほとんどの読者が、ガーディアンの活動を支えるためによろこんでお金を出してくれると言ったのです。しかしそれと同時に、多くの人々はジャーナリズムを無料で手にしたいとも思っています。

そのようなアイデアから生まれたメンバーシッププログラムは、以下の3種類。ガーディアンに対するコミット具合によって、値段を選べるようになっています。

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Friend
無料:ライブイベントのチケット購入が可能。

Partner
年間£135(約23,000円)/月間£15(約2,600円):ライブイベントのチケットを優先的に、安く購入することが可能。

Patron
年間£540(約94,000円)/月間£60(約10,000円):パトロンだけの特別イベントなどの特典を受けることが可能。

 

Guardian Live

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メンバーシッププログラムを始めるとともにガーディアンが力を入れていくのは、「Guardian Live」と呼ばれるライブイベント。ディスカッションやインタビュー、講演、フェスなどのイベントをこれから頻繁に行っていくといいます。

2016年には、ガーディアンのオフィスのすぐ近くに「Midland Goods Shed」という巨大なイベントスペースをオープンする予定。メンバーたちが出会い、イベントに参加し、話し合い、遊んだりリラックスしたりするためのハブとなるような場所だと、アランさんは言います。

イベントスペースがオープンするまでの間にも、この秋からすでに多くのイベントが開催されます。また場所もロンドンに留まらず、海外でもイベントを行っていく予定だそうです。

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コミュニティによって支えられるジャーナリズム

ガーディアンにはオーナーがいないので、私たちジャーナリストが持つ唯一の関係は、読者とのものなのです。メンバーシッププログラムによって、ガーディアンをプロデュースする側と読者との関係を深めることができるでしょう。

と、アランさんは言います。読者とともにメディアをつくっていく”オープン・ジャーナリズム”を大事にするガーディアン。メンバーシッププログラムは、そんなガーディアンらしい取り組みだと思いました。

ガーディアン紙が試みる、市民ジャーナリズムの理想の形「Guardian Witness」
Guardian Cities:コメントに留まらない読者との関係をつくるハブ
読者の声を聞きながらリデザインを行う「theguardianbeta」

 
The Atlanticの「AtlanticLive」、Washington Postの「America Answers」、NYTの「NEXT NEW WORLD」など、イベントを行うメディアは他にもありますが、オンラインの記事は無料のままで、イベントでのマネタイズをメインにしていくとの方針にガーディアンの決意を感じます。

オンライン上のコンテンツにお金を払ってもらうことが難しいデジタル時代において、イベントやメンバーシップ制度でのマネタイズはひとつの解となるのでしょうか。”コミュニティによって支えられるジャーナリズム”の好例となることを期待したいです。

(via The Guardian, Gigaom, Nieman Journalism Lab

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