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「ネオナチ」団体代表と記念撮影/高市氏「不可抗力」と正当化

 高市早苗総務相は12日の記者会見で、極右の「ネオナチ」政治団体「国家社会主義日本労働者党」の山田一成代表との記念撮影に応じていた問題について問われ、「ご迷惑がかかったとしたら、大変申し訳ない」と述べました。迷惑の中身を明示していませんが、山田氏とのツーショット写真がネオナチとの関係を示すものとして海外メディアに相次いで取り上げられたことを受け、政治不信を招いたことに反省の姿勢を示し批判を逃れようとしたもの。山田氏の所属団体や思想・信条を知っていたわけではないとして、写真に撮られたことは「率直に言って不可抗力であった」と正当化しました。

 会見で高市氏は、同様に山田氏との記念撮影に応じた自民党の稲田朋美政調会長や西田昌司参院議員の事務所と協力して調べたところ、撮影を受けた時期に共通して『撃論』という雑誌のインタビュー取材を受けていたことが判明したと述べました。

 取材の同行者に山田氏が含まれていた可能性には、「その(山田氏との)写真を見ても、それが誰か分からなかった」と述べ、山田氏だという認識はなかったかのように説明。インタビュアーを務めるライターや識者以外のスタッフとは「名刺も交換していない」として、山田氏の所属団体や思想・信条について一切知らなかった、「分かっていたら決してお会いしなかった」との説明を繰り返しました。

 インタビューが掲載されている『撃論』2011年10月号で、高市氏は日の丸・君が代の教育現場への押し付けは当然と主張し、稲田氏は人権擁護法案は在日韓国・朝鮮人の人権に重きを置くものだと主張しています。

 こうした取材を受け、自らの政治的立場を表明する機会を得ながら、相手がどのような立場の人間であるかを確かめないということは、政治家として通常あり得ないことです。相手が誰か知らなかったという説明で、疑問は深まるばかりです。

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