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NHKアナウンサー、米国MBAを経て起業!株式会社Kaien代表取締役・鈴木慶太さんのソーシャルベンチャー人材戦略 - 井上陽子

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人を支援する人間が、不健康・不安定であるのはよくないですからね。

鈴木:短いサイクルで人を使い回し、その場をしのぐだけなら良いかもしれませんが、組織の長期的な発展を目指すのであれば、スタッフの健全な成長はとても重要なことだと思っています。

ストーリーを伝える努力をしないのは、甘えである

田村:採用活動中の他のソーシャルベンチャーやNPOに向けて、アドバイスをお願いします。

鈴木:採用活動で僕が気を付けているのは、①Why(なぜ)②How(どのように)③What(何を)をストーリーとして伝えることです。例えば自動車メーカーであれば、③何を→車を作る、ことは知られているけれど、①なぜ②どのように生産されているのかは余り知られていない。一方、ソーシャルベンチャーやNPOでは、①なぜ→社会の為、という部分にフォーカスが当たりがちだけれど、②どのように③何をしているのか、の部分を伝えきれていないところが多いと思います。

田村:ソーシャルベンチャーやNPOは、①なぜ、に対して強い想いがある人の集まりですからね。

鈴木:そうです。しかしそこに留まって、②どのように③何をするのかを具体的に伝える努力をしないのは、甘えだと思うのです。仮説でも構わないので、ストーリーをきちんと伝えないと人は集まってくれません。

田村:DRIVE でもKaienさんの求人記事は、具体的な募集要件を書いて頂きました。

鈴木:業務内容も給与も具体的に伝えるように心掛けています。以前何かで読んで共感したのは、「経営者は、社会貢献に関心のある若者を低賃金で活用できることに甘えてはいけない」ということです。

経営が苦しい場合であっても、共に働く仲間に対しては、どれくらい苦しいのか状況を伝えて、その中で出来る限りの給与を支払うべきだと思います。したがって、「応相談」という要件は、こちらの軸を示しておらず、誠実とは言い難いと思います。

田村:一流の人材に来てもらう為には、給与面での誠実さも必要であると。

鈴木:そうです。最後に、本当に欲しい人材を採用したい場合、「今、この部分が足りない」というパーツ集め的なアプローチではなく、「将来、こんな可能性を広げたい」というような長期的な視野に立ったアプローチを行うことを、僕自身は心掛けています。

田村:本日は、組織の持続的発展という観点から見たソーシャルベンチャー採用の在り方について、非常に貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。

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