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「同じ釜の飯」を食わない、政治家たちの結束の脆さ

維新と結い 新党結成1年は共同代表制で
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140907/k10014415681000.html

私の誕生日である9月21日に、新しい政党ができる見込みだそうで。別に嫌みでもなんでもなく、日本と政党政治の未来のためにも、こうした野党再編はうまくいって欲しいと思っています(橋下さん好きだし)。

…ですが、結局

・代表が複数(二名)いる「共同代表制」
・東京と大阪にそれぞれ本部を置く「二本部制」

で発足するということで、早くも全力で空中分解フラグが立ちまくっており、正直なところ大変先行きが不安です。いや、私に心配なんてされたくもないでしょうけど…。

「船頭多くして船山に上る」

ということわざや組織論を紐解くまでもなく、経過措置とはいえ、このようないびつな組織が機能する可能性は極めて低いと言わざる得ません。

政治的妥協の産物とはいえ、さて果たしてどうなることやら。。



「政治家同士って、どうしてあんなに仲良くできないんですか?」

色々な分裂騒動がある度に(自党に限らず…)、多くの人に聞かれる質問です。

「議論は尽くすが、決まったことには全員で一致結束して従う」

様々な政治リーダーたちがそんな詭弁を言いますけど、その通りになることなんてほとんどなく、多くの場合、禍根は残りまくります。結局議論が分かれたメンバーで分裂…なんてのが、政界あるあるです。

もともと政治家になるような人は我が強く、自分がリーダーでなければ気が済まない人たちが多いというのも一因だと思いますが、

「同じ釜の飯を食べてないから
同じ組織から給料をもらってないから

ということに尽きるというのが、私なりの現時点の結論です。
(厳密なことわざの意味とは異なりますが、ご容赦!)

民間の企業であれば、業務やプロジェクトの方向性で侃々諤々の議論はあっても、最終的に社長やトップが決めたことには全員が従います(まあ陰でごちゃごちゃ言うのは、どんな組織にもありますけど)。

これは結局、すべてのメンバーが考え方や立場は違えど、同じ会社から給料をもらっている運命共同体だからというのがその大きな理由であり、組織の力学です。

ところが、たまに勘違いされるのですが、「政党」「会派」というのはそういう組織ではありません。

われわれ議員の給料は、政党から支払われているわけではありません。国やそれぞれの地方自治体から、皆さまの税金から、歳費や議員報酬が支払われています。

なので、私たちは政策の実現や政治活動のために「政党」に属する場合もありますが、そこには決して会社のように契約・雇用などに基づく厳密な上下関係などが存在しないのです。

「政治家・議員は全員が一国一城の主」

とよく例えられますが、まさにその通りで、会社員や組織人のように我慢する必要がまったくないため、自分の思い通りにならなければ、平気で反旗を翻してしまうのです。



この点でやはりすごいのは自民党で、その派閥政治の弊害には賛否があるものの、派閥の領袖たちが

「選挙・政治活動資金」
「党内のポジション」
「票」

をコントロールして配下の議員たちの面倒を見ることで、会社と同じような組織力学を見事に作り出しています。

良くも悪くも、我々のような新しい政党はそうした仕組みがほとんどないため、会社や官僚機構のような組織を作ることができず、その結束や意見集約には大変な困難を極めます。

さらに今月あたらしくできる新党は、

「国会議員と地方議員は同格」

だそうですが、これによりますます組織運営は難しくなるのではないかと…。

私はどちらかと言えば、国会議員が上という組織を作った方が機能的だと考えています。ただでさえ、上述のように契約関係がない上に、序列まで同格の集まりでは、意思決定や共同作業をすることが極めて困難になるからです。

実際、地方議員より国会議員の方が、色々と業務範囲や顔が広いですからね。。



とまあ色々と述べましたが、もちろん自分の職責を忘れているわけではありません。政界再編の行方は地方議員の一人として注視しつつ、今月の定例会にしっかりと臨みたいと思います。

それでは、また明日。

画像を見る ◼︎おときた駿プロフィール
みんなの党 東京都議会議員(北区選出)/北区出身 30歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

twitter @otokita
Facebook おときた駿

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