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グローバリズムと英語学習

僕は相場の人間だから、なんでもマーケットの発想に置き換えて物事を考えるクセがある。マーケットの人間は、他の連中がぼんやりしている間に、ひとりこっそりと足抜けする(笑)

ぼんやりしている連中とは、たとえばこの『グローバリズムと英語教育』というBLOGOSの記事に「支持する」を57個もつけている呑気な連中だ。

マーケットの発想から言わせてもらえば:
みんなが英会話を学び始めたら、ちょうど大学出という学歴の価値が暴落したように「英会話が出来る」ということの価値も、暴落する。だから日本人は、ずっと英会話下手で居てほしい!
ということだ。

日本人全体の英会話力の底上げを図るような国の政策は、もってのほか(笑)

そんなコトされたら、ただ英語が喋れるという理由だけで「ゴールドマンサックスの姨捨山」である東京事務所に勤めている日本人社員たちは、もっと優秀なヤツに交換されてしまう。

なぜ日本人の英語下手という伝統が変わらないのか?

それは冒頭で引用した記事の著者がたぶんそうであるように、みんなが「英語ができないのは日本の英語教育のせいだ」という発想をするからだ。でもそれは違う。英語ができないのは、英語学習の問題だ。

つまり、あなたにやる気がないから、いつまでたっても上達しない。

使えないヤツほど、天下国家を論じたがる。すぐに日本の英語教育をどうするか? という大上段に構えた話になる。その前に、勉強しろよ、英語(笑)

僕はなにもガイジンと英語で互角に渡り合える英語力をだれもがつけられると主張しているのではない。始める前からそんな基準で物事を考えるから、憂鬱な気分になり、あきらめる。

そうではなくて、「大学であなたの隣に座っているヤツより、ほんのすこし英会話が出来るようになり、それを就職活動の際のアピールに使う」とか、「仕事で出世競争のライバルとなっている、憎いアイツを蹴落とすために英会話が出来るというエッジを持ちたい」みたいな不純な動機付け……これこそが正しい心の持ち方なのだ。

なにも日本人のアイデンティティを捨ててまで、純正英語に親しむ必要は無い。

アンタはエドワード・サイデンステッカーさんじゃないのだから、彼が『細雪』を縦横に読みこなすような具合で『お気に召すまま』を読みこなす必要は何処にも無いのだ。

最後にジョークをひとつ:
ジャングルで二人の男が虎に遭遇した。ひとりは一目散に駆け出した。それを見たもうひとりは「ムダな真似はするな。虎と駆けっこして、勝てるわけ、ないだろう?」
もうひとりの男は振り返りながら「そうじゃない、俺はお前より速く逃げようとしているだけだ。なぜなら虎は一番弱い相手を餌食にするから」

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