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「24時間テレビ」は「偽善」なのか?「偽善でない」のか?あるいは「偽善であっても善は善」なのか?

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写真:24時間テレビホームページより

ことしも24時間テレビが終わり、いろんな人がいろんなことを言っている。

「私は司会を断った」と言っている人・・・(いったいいつの時代の話だい??)

現職の国会議員が「チャリティーランにすれば?」とか民放の編成内容に口出してみたり・・・(誰も聞いちゃいない!)

マラソンで渋滞ができたとか・・・

毎年「恒例」ともいえる「ヤラセ」の疑惑のネタ

こちらも毎年「恒例」となった出演者の「ギャラ」のネタ

こんな番組「偽善だ!」とか、

「偽善でも善は善だ!」とか。。。

毎年、だいたい、ほぼ同じ「切り口」で賛否両論が放送直後(最近では放送中から)ネット上で盛り上がる。。。まるで「笑点」の歌さん&木久ちゃん&円楽さんの大喜利の掛け合いを見ているようだ。浮き沈みの激しいテレビ業界で、何はともあれ35年以上続けている。

私の記憶にあるかぎり、1978年の初回放送の頃には、まだ日本に「チャリティー」という言葉自体が、あまり定着してなかった。そういう活動していた印象があるタレントさんはトットちゃんくらいだった。紅白の司会の途中で「手話」をしていた。番組の放送開始当時、私は8歳で小学2年生だったけど、ドリフよりも欽ちゃんが好きだったから母親に頼んで近くの郵便局に小遣いから1000円持って寄付しに行った。そうしたら、郵便局に欽ちゃんがいて握手してくれると思っていた。ところが、郵便局には郵便局員しかいなくて(当たり前ですが・・・)家に帰ってから大声で泣いた。

郵便局に欽ちゃんがいなかった!!・・・っと、大泣きしましたよ。

でも郵便局員に「いい子だね!」って褒められたから、少し救われた気分だった。そして、「あー、自分は『いいこと』したんだ。」と初めて思って泣くのをやめた。そうしているうちに、父と母が私に1000円札を1枚くれて、また来年も寄付してきなさいと言って慰めてくれた記憶がある。

そんなことがあったので、小学生以来、本当に少しの額だけど、24時間テレビには毎年寄付するようになった。中学生にもなると、寝たきり老人やら、アフリカの子どもやら、障がいを持つ人やら、とにかく自分の周りには色々と複雑な事情がある人がいるんだなーと思うくらいの学生にはなった。そうこうしているうちに・・・

いつの間にか、この番組の番組宣伝に関わるようになったことがある。初めて仕事で黄色いTシャツ着るようになった時、このTシャツは自腹で買うものなのかと真顔で部長に聞いてみたりもした。

やがて24時間テレビには直接関わらない会社へと転職した。その後も、毎年自分の子どもたちにはTシャツを「オソロ」でスーパーで買ってチャリティーってどういうことかを、少し偉そうに(親として)教えてみたりもした。

そうこうしているうちに、今では自分が国際NGOの職員になった。団体のPR素材を作ったり、広報活動をしたり、大学生に向けて団体の活動内容のレクチャーを行ったり、時に自分でプレスリリース書いたり、翻訳したり・・・。「ボランティア」ではなくて「有給職員」なので、あくまで「仕事」として行っている。

24時間テレビに出演するタレントが、「ボランティアじゃないじゃないか!ギャラ貰っているなんてけしからん!」とか言われてるのをみると、ついつい有給職員として働いている自分たちまで、給料返上して「ボランティア」で活動しないといけないのか?と「肩身が狭く」思ってしまう。

さて、この番組が「偽善」なのか?「偽善でない」のか?

あるいは「偽善であっても善は善」なのか?

仮に「偽善」であったとして、日本の社会に「プラス」「マイナス」のどちらの影響を多く与えてきたのか?

テレビ放送は決して視聴者に「結論」を押し付けるべきではない。番組を視る人によって意見は様々であろう。それで良いと思う。このコラムに対しても様々な意見を持つ方がいることだろう。

とにもかくにも、一度自分で「寄付」という行為をしてみるか、「ボランティア活動」に参加してみるか、あるいは何らかの「社会貢献団体」に勤務してみるか、何より「当事者」になってみると、今までとはまた違った視点を持てるようになることだろう。

さもなければ・・・

年に一度のチャリチー番組なんて、仮に「文句言うほど視たくない」のであれば、別に視なければ良いではないか。と、放送業界とも広告代理店業とも、あまり関係ない第三者的な視線で、私はそう思うのです。

私は8歳からずっと続けていることなので、ことしも少額の寄付をしました。番組自体はあまり視られませんでした。来年はなるべくならば番組も視るようにします。これは「賛否両論」ある「チャリティー」に関する社会的関心事として。

寄付も少額ではありますが、これからも続けていくと思います。これは8歳の時の自分の両親との約束事として。

※Yahoo!ニュースからの転載

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