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シリア問題に関するアラブ・イニシアティブ?(アラビア語メディアの記事)

ISとシリアを巡る問題については今朝も書いたばかりですが、al qods al arabi net は先日ジェッダで開かれたサウディ、エジプト、カタール、UAE,ヨルダンの外相会議について、これらの国はシリア問題解決のためにアラブ・イニシアティブを検討中であると報じています。
情報源は消息筋となっていて、その真否は判断できませんが、エジプト大統領の発言と言い、最近のISの影響力拡大に対する国際的、アラブ諸国の危機感からも、十分考えられる話かと思います。
ということは反政府勢力によるアサド政権打倒が不可能であることを、これらアラブ諸国も認めざるを得なかったということかと、思いますが、そうなると結局はブラヒミ特使が模索した、アサド抜きのアサド政権との和解ということになるのでしょうか?(しかし、現在では当時よりも力のバランスは政権に有利になっていて、如何なる妥協もバランスの変化を反映する必要があると思われる)。
いずれにしても、イランの影響力はますます無視できないものになりつつある模様です。
記事の要点のみ次の通り

ジェッダの外相会議では、シリア問題の政治的解決のためのアラブ・イニシアティブを推進することで合意した。
このイニシアティブを進めるのはエジプトで、他のアラブ国、おそらくアルジェリアとオマーンがこれを助けることになろう(両国とも、これまで反政府支持の湾岸や当時のエジプトとは距離を置いており、この2国の名前が出たことは興味深い)。
このイニシアティブはアラブ連盟の支持を受け、シリア内戦を終結させ、将来のシリアの政治体制を巡るシリアーシリア対話を行おうというものである。
このため、シーシがサウディ国王と会談した2日後にプーチン大統領と会談した際、エジプトの仲介についてプーチンに提示した可能性があると見られる。
この仲介案はエジプト・サウディの考えにカタールも参加したもので、今後のアラブ、域内(イランの意味か?)、国際的な協議を経て、修正等があったのち、9月のアラブ連盟会議にかけられると見られている。
その中でイランとの接触が重要であることは論を待たないが、その意味では先日イランの外務次官のサウディ訪問は、イランの考えを知るうえで、非常に重要であった。
また、消息筋はカタール(イスラム問題その他について、これまでサウディ、エジプトと大きく異なる立場をとってきた)の参加も重要であるとみている。
また先日シーシ大統領が「エジプトはシリア政府も反政府派も支持しない」と発言したことは、対シリア政権との関係で、エジプトを受け入れやすくする狙いと見られている。
http://www.alquds.co.uk/?p=211799

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