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国内外の伝統メディアが参入するアグリゲーションやキュレーション分野

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アグリゲーションや要約など、トレンドに柔軟なフィナンシャル・タイムズ

以前、「英フィナンシャル・タイムズの中間報告書から分かる3つのコト」でも紹介した、フィナンシャル・タイムズ。デジタルも順調に伸びており、モバイル経由の読者も増えています。

そんな同紙が実験としてはじめたのが、アグリゲーションサイト「FT Antenna」です。ターゲットはTwitterを読む時間がない人。このサイトでは、Twitterからピックアップしており、ヘッドラインと誰がツイートしているのかも分かります。

集めるツイートは編集部の信頼できるソースからのみ(学者やブロガー、ジャーナリスト、金融業界など)。「今日」「昨日」「今週」という時間軸でもチェックできるのは嬉しいですね。実験的である一方、このようなサイトの機能が、本体のニュースアプリに組み込まれたり、発展性のあるものになるといいなあと思います。

昨年に「『要するに』がより求められるスマホ時代、アメリカの注目ブログ「ChartGirl」は一つの答えだ!」という記事で、要約ニュースを配信するフィナンシャルタイムズの「FastFT」を紹介しましたが、今回の動きと合わせても、同紙は新しいトレンドに積極的な印象を受けますね。

読者のライフスタイルに寄り添ったサービスの必要性は高まる

アグリゲーションというと、グーグルニュースやTechmemeDiggredditなどが有名ですが、大手・伝統メディアがこの領域のサイトを立ち上げることは珍しいと思います。バイラル系に関してはいくつかでてきていますが(参考:伝統メディアも踏み出す、バイラルメディア立ち上げ)。

アグリゲーションについては、Diggやredditのような全方位型もあれば、Techmeme(テック分野)やMediagazer(メディア分野)、memeorandum(政治分野)などジャンルで切るというやりかたもあります。

また、新しいメディアですと、アトランティックメディアのQuartzが「テレビの未来」をテーマにしたサイト「Glass」を運営しています。こちらはキュレーションといった感じですが、海外のテレビ業界の最先端を追うには優れたメディアの一つです。

大手新聞社による自社アプリもさまざまな試行錯誤がなされている点は注目です。

日本でも朝日新聞によるwithnewsや日経新聞によるニュースまとめもはじまっています。ジャーナリズムとしては考えるに難しい部分でもありますが、ユーザーのライフスタイルやニーズにもっと寄り添ったサービス提供は必要性を高めていくことでしょう。

大手・伝統メディアが、どのようにソーシャル・モバイルに多くいる読者(主に若年層)と接点をもち、コアな読者にしていくのか。その実験的・挑戦的な取り組みには注目していきたいです。

 

How FT is experimenting with aggregation service | Media news

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