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- 2014年08月22日 11:51
格安航空会社と新幹線
相変わらず格安航空会社しか使えないので、それでパリに戻ってきたわけですが、いろいろ思うところがあったので、これについて少し。
正直日本で格安航空会社が運行を始めたと聞いたときはどうやって利益を上げるのがかなり疑問で、整備の外注化、使用する飛行機の統一化で経営の合理化を図るとされていましたが、今一疑問だったというのが本当のところです。
ただ、今回ある種ぎりぎりまで削減された運航を見て、これならやっていると勝手に感動してブログを書いているという話です。
今回自ら経験したのはベルリンからパリ行きです。飛行機が遅れて、出発ホームがぎりぎりまでわからないわけですが、余計な案内は一切ありません。
ただ、これも考えてみれば当たり前で、ヨーロッパ各国では母国語が異なる以上下手に案内をながせば何ヶ国語で流せばよいのかということなので、勝手に案内をみて自分で出発ゲートまでたどり着けという話です。
そして原則荷物は手荷物の持込のみとしてしまえば、トランクの取り出しに余計な時間がかかることはなく、航空会社も楽だし、そういう乗客はそのままセキュリティチェックに進めてしまえば、乗客も余計な待ち時間がなくて済むことになります。
そして、搭乗ゲートについたものの飛行機が来ておらず、3時半になっても姿を見せない状態で、これはどうなるのかと思っていた3時35分頃飛行機が到着、しばらくして乗客が降りてきました。
そしてある種予想していたとおり、乗客が降りおわるとすぐに搭乗開始で、4時6分には離陸となり、たった6分遅れで飛び立つことができました。
ただ、同時に混雑時にホームで待っている人にしてみれば、着いたのならさっさと乗せてくれとう思いもないわけではありません。
念のため補足しておくと、私は掃除をしなくても良いといっているわけでもなければ、こうしたことが無駄だといっているわけでもありません。
飛行機も単に移動機関としてそれ以外の機能を省けば、私が今回体験したようになるわけで、こうしたものを望む人にはありがたい話かと思います。
そのため、どちらが良いとか悪いという話ではなく、金をかけてこうしたサービスを享受したい人はすべきだと考えます。私としては、選択肢が増えることは良いことといえるのではないかと思っているだけです。
機会があって、それまでに私も思考がまとまっていれば、何か触れてみたいと思います。
1 格安航空会社
あらかじめ断っておきますが、私は経済とか経営の方にはうとく、もしかするとこれから書こうとしている内容はそちらに詳しい人にとっては常識となっているものかもしれません。正直日本で格安航空会社が運行を始めたと聞いたときはどうやって利益を上げるのがかなり疑問で、整備の外注化、使用する飛行機の統一化で経営の合理化を図るとされていましたが、今一疑問だったというのが本当のところです。
ただ、今回ある種ぎりぎりまで削減された運航を見て、これならやっていると勝手に感動してブログを書いているという話です。
2 合理化1
機内サービスの有料化は、前に書いたとおりですし(格安航空会社とドイツのトルコ人)、これは私も以前から聞いたことがありました。ただ、そんなもので合理化できる金額はたかがしれており、どうやったら差別化が図れるのか疑問だったというのが正直なところです。今回自ら経験したのはベルリンからパリ行きです。飛行機が遅れて、出発ホームがぎりぎりまでわからないわけですが、余計な案内は一切ありません。
ただ、これも考えてみれば当たり前で、ヨーロッパ各国では母国語が異なる以上下手に案内をながせば何ヶ国語で流せばよいのかということなので、勝手に案内をみて自分で出発ゲートまでたどり着けという話です。
そして原則荷物は手荷物の持込のみとしてしまえば、トランクの取り出しに余計な時間がかかることはなく、航空会社も楽だし、そういう乗客はそのままセキュリティチェックに進めてしまえば、乗客も余計な待ち時間がなくて済むことになります。
3 合理化2
先に書いたように、飛行機が遅れ、4時のフライトで3時半ゲート閉めとなっていたけですが、実際搭乗ゲートの案内が出たのが3時15分ころという状態でした。そして、搭乗ゲートについたものの飛行機が来ておらず、3時半になっても姿を見せない状態で、これはどうなるのかと思っていた3時35分頃飛行機が到着、しばらくして乗客が降りてきました。
そしてある種予想していたとおり、乗客が降りおわるとすぐに搭乗開始で、4時6分には離陸となり、たった6分遅れで飛び立つことができました。
4 新幹線
これを見て思ったのが新幹線などの清掃です。終点にたどり着くと、清掃員の方がいっせいに入ってわっと清掃をして短時間で終わらせるのは大変すばらしいことだと思います。ただ、同時に混雑時にホームで待っている人にしてみれば、着いたのならさっさと乗せてくれとう思いもないわけではありません。
念のため補足しておくと、私は掃除をしなくても良いといっているわけでもなければ、こうしたことが無駄だといっているわけでもありません。
5 散髪
散髪の例がわかりやすいと思います。以前は高い金をかけて散髪するしか選択肢がなかったものが、髪を切る以外のサービスを除外してしまい、低料金を実現させたわけで、床屋に髪を切ることしか求めない人にとってはありがたい話となっています。飛行機も単に移動機関としてそれ以外の機能を省けば、私が今回体験したようになるわけで、こうしたものを望む人にはありがたい話かと思います。
そのため、どちらが良いとか悪いという話ではなく、金をかけてこうしたサービスを享受したい人はすべきだと考えます。私としては、選択肢が増えることは良いことといえるのではないかと思っているだけです。
6 最後に
本当は飛行機に乗りながら、こうしたEU域内を自由に動く人たちを見て、「国」とかグローバリズムとは何かをボーッと考えており、それを書こうと思っていたのですが、そこまでたどりつきませんでした。機会があって、それまでに私も思考がまとまっていれば、何か触れてみたいと思います。