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ソロス氏、4−6月期はS&P500に弱気スタンス

George Soros Drastically Raised Bearish Bet On S&P500.

米証券取引委員会(SEC)に提出される資料13Kは、ヘッジファンドの四半期ごとポジションが明らかになるため話題になります。

今回のマーケットの注目は、ヘッジファンドの巨頭ジョージ・ソロス氏が率いるソロス・ファンド・マネジメント。同ファンドは4−6月期、SPDR S&P500 ETFのプット・ポジションを前期比606%も急増させ1129万株へ 拡大させたのです。

まるで「何か」を察知したかの ような積み上げですよね。あるいは、単にヘッジなのか。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのファンドマネージャー調査8月分でも、株価急落に備えたヘッジ・ポジ ションを構築しているとの回答が金融危機以来で最高だったほか、株式相場に慎重なスタンスでしたっけ。

全体的に見るとアップル、フェイスブックを買い増していたので完全に弱気に傾いたとも言い難く、確実に成長が期待できる銘柄に ポジションを集中させたとも解釈できます。

御年84歳のソロス氏の目に、 マーケットはどのように映っているのか。
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(出所 : World Economic Forum)

ソロス氏だけが S&P500に弱気な だけではありません。

アパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー最高経営責任者(CEO)も、SPDR S&P500 ETFのポジションを80%以上も縮小していました。ナスダックに連動するETF、 パワーハウス QQQ トラストも3分の2相当を取り崩していたのです。

その他にJPモルガン・ チェースをはじめ、ビーザー・ ホームズ、インガーソル・ランドの持ち株を全て売却していました。デュポンも、半分に減らしています。一方でフェイスブックのポジションを前期比で 7倍も増加させ、GMも50%積み増しました。

テッパー氏で思い出されるのは、5月14日にラスベガスで開催された年次のヘッドファンド会合、スカイブ リッジ・オルタナティブ・カンファレンス、「ソルト(SALT)」での発言。200億ドルの運用資産を有するテッパー氏は、「市場は楽観的過ぎる」と警告していました。完全無欠の強気だった2013年5月とは、正反対です。

ヘッジファンド業界の大物が米株相場に強気ではなかった半面、S&P500は 4−6月期に4.6%上昇していました。7−9月期に、ソロス氏やテッ パー氏が指数にどのようなポジションを張るのか注目されます。

(カバー写真 : ucumari / Valerie)

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