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続・「おにぎりマネージャー」考

「社長になるか、社長夫人になるか。それが問題だ」
今や「女子」を語る上での古典とも言えよう斎藤美奈子の『モダンガール論』は“欲望史観”という視点から、明治・大正・昭和の「モダンガールたち」が20世紀の100年をどう生きたかを論じた。
その「欲望」の中心にあるのは「玉の輿」である(笑)
お祖母ちゃんもお母さんもお姉さんも、み〜んな同じ夢を抱えてきた、と。

で、続「おにぎりマネージャー」考(笑)
結局は女子の生き方についてはここ(『モダンガール論』)に戻るんだよね(笑)

まあね、彼女がいるだけで、「もうがんばれねー」と思った男子部員が、カッコ悪いところを見せられないと奮起したり、競い合ったり、練習や試合でのモチベーションを上げるのに貢献している、というのは容易に想像出来るので、監督にしたら有り難い存在だろう。菩薩だから。

でも、どこかひっかかる。

そう言えばこういうタイプの女子に昔は良くいたよな〜。誰だっけ?どこで会ったっけ?と思ったら一昔前の「政治家の妻志望」に多いタイプだったよ(笑)
選挙のウグイス嬢でやってくる女子たちのうちの一部は確実に「議員の妻」を目指していた。「議員」ではなく「議員の妻」(笑)
それが「玉の輿」になるかどうかはわからないが、真正面から勝負するにはちょっとなあ、と思い、かつちょっとM入っている女子にとっては、基本夫が頑張る所に乗るわけなので「変形玉の輿」の分類にはなろう。

そして目出たくご成婚の後には、世間が思っている通りの「政治家の妻」を演じる。つまりは
当選時に夫の側、と言っても、斜め2歩後ろぐらい。みんなが万歳している時も決して正面は向かず、ただただ頭を下げる。中森明菜よろしく声にならない声で「ありがとうございました」と口パクする、自己犠牲の固まりのような妻。夫の志を遂げさせるために、全力で支えている妻。
そういう方々のお手本は、例外なく美智子皇后だったりする。
逆に言うと、政治家の方も、そういう「出過ぎず」「派手過ぎず」でも「後援会は支えて」みたいな女性を妻にしておけば、自分の野望?への道が近づくと思う人も多かったんだろうなあ。

が、気がつけばそういう「妻」は最近見かけなくなった・・ような(笑)
志のある妻は、自分で選挙の出るようになったし(笑)(他の女性より「政治家の妻」は参入障壁が低い)
もしくは、職業を持ち続け、落選中の夫を食わせているぞ(笑)

密かにワタクシも過去においては「政治家の妻」であったことがあるのだが、
どこかで自己犠牲に酔いつつも、結局は人のふんどしで相撲をとっているわけだから、どこかお気楽だったと思う。でも、世間の評価は夫より上(←大抵「政治家の妻」は夫の政治家本人より褒められる笑)
夫と同レベルの努力なくして承認はされるわけで、ある意味小狡いわけですわ。今になって思えば。

「女子マネージャーモデル」というものは、性差によって参入機会が与えられない場合における「最高地位」であるのが、そこに留まらなくても良い状況となれば、皆別の道を探し始めるのである。

「おにぎりマネージャー」がこれだけ話題になったのは、むしろそこに「昭和のノスタルジー」を感じたのではないか、とも思う。
自己主張しないでもくもくとお握りをにぎる美少女。
進学すら犠牲にして人に尽くそうとする美少女。
実は昭和の時代にもいなかったかもしれないのだが、男子の妄想の中には存在するかもしれない女性像がそこにあったのだ(笑)

彼女は消費もされていなければ、男を利用しているのでもない。
ただただ「まだ気がついていない」だけなのだ、と思う。
「おにぎり」を握らずとも、それ以上にもっと自分を生かせる場所がゴマンとあることを。もっと楽しいことがあることを。
そこに誘うのは、恋愛だったりするんだけどね(笑)

「藤堂、女の成長を妨げるような愛し方はするな。わかったな、それだけだ」(by宗方コーチ/『エースをねらえ!)

そんな人に出会えるといいね。


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女子マネージャーと「おにぎり信仰」

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