- 2014年08月14日 17:04
タダでこれ、あげます?!「広報物」を現職議員がバラまける、妙な仕組み
今年は前回の東京オリンピック(1964年)からちょうど50周年らしく、また東京都が「広報活動」と称してウチワを大量に作成したようです。
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こちらが現物。
そもそも、こういうものを税金で東京都が作る必要があるのけ?という疑問はさておくとして、不思議なのはこうした制作物ができる度に、いちいち大量に都議会議員に一定数が配布されることです。
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これまでも写真のような、オリンピック誘致のための「ウチワ」、また誘致決定後は「ピンバッチ」などが数百個単位で配られました。これは会派毎に配られるので、人数が多い会派ほど多くもらっているようです。
こんなもの、議員に大量に渡してどうするんだよ…。(そんな数量があったら、都民にあげればいいのに)
と、当初から常々疑問に思っていたのですが、1年間の議員生活を経て、この一般的な「使用用途」がわかってきました。
・支援者の方々に、まとまった数を配って御礼代わりに使う
・夏祭りや盆踊り会場に段ボール単位で持参し、大量に寄付(贈与)
ああ、そういうことね…(脱力)。なんと皆さん、こういう「賢い」使い方をされていたわけです。
…ってこれ、公職選挙法に違反しているのでは?!
公職選挙法では、有権者や支援者への「利益提供」は厳しく禁止されています。金銭はもちろん、飲食物や物品の提供でも抵触する場合があります。なのに、どうしてこれは大丈夫なの??
なぜなら、東京都の「広報物」を配っているだけだから。
いやはや、色々なロジックが考えられているものです。むしろ議員たちは、広報物を配って宣伝する行為に貢献していることになるのですね。
しかしながら、個人的な感覚ではどうにも納得できません。
ウチワもピンバッチも、かなりしっかりした作りのものです。実際、私も身近な人にあげてみましたが、それなりに喜ばれました。こうしたものをまとまった数でもらえれば、
「やっぱり、○○先生は流石です」
「次の選挙でも、必ず投票しますね!」
ということになって、要は選挙活動になってしまうわけですよ。それも、都民の税金で作られた広報物を使って。
ただでさえ選挙は「現職有利」と言われているのに、こうした行為がまかり通るようでは、ますます既存の政治家たちが有利になって、政治の世界への新人の参入障壁は高まる一方です。
純粋に宣伝に貢献したいのであれば、支援者にまとまった数を渡すのではなく、駅前などで不特定多数に配るべきでしょう。いやそもそも、議員たちにまとまった数を渡す必要なんてないんじゃないだろうか…。
そんなわけで、今だに大量に余っているオリンピックピンバッヂと、新しくきたオリンピックうちわを前に途方にくれております。どうすればいいですかね、これ。返却?駅前配布??
相変わらず、不思議なことが尽きない政界の一幕でした。それでは、また明日。
◼︎おときた駿プロフィール
みんなの党 東京都議会議員(北区選出)/北区出身 30歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
- 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)
- 参・維新/政治をアップデートする。日本初の「ブロガー議員」



