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投資家のリスク回避姿勢、金融危機以来の水準に

BOA Survey : Investors Are Moving Away From Risk, Turing To Cash.

ご存知バンク・オブ・アメリカ・ メリルリンチのファンドマネージャー調査、最新の結果で投資家のリスク回 避姿勢をあらためて確認いたしました。

回答者のうち27%が、現金に対し「オーバーウェイト」だったんです。7月に12%だったことを踏まえると、いかに大幅上昇したかが分かります。

またポートフォリオ全体に占める現金の割合は5.1%と、7月時点の4.5% を上回っていました。「オーバーウェイト」との回答と合わせ、それぞれ2012年6月以来で高水準を示しています。

ファンドマネージャーは、株価急落に備えつつあることも分かっています。
ヘッジ・ポジションを構築済みとの回答も、2008年10月以来と金融危機以来で最高を記録していました。リスク許容度の大幅な後退を感じさせます。

BOAメリルリンチのマイケル・ハートネット主席投資ストラテジストは、「相場の上昇基調は終わりを告げたか、少なくとも一時停止した」と指摘。投資家が「世界中で流れるヘッドラインや金利見通しを踏まえた上で退避先 を探している」ためです。要はウクライナやイラクなどをめぐる地政学的リスク、そしてFedの出口戦略を問題視しているというわけですね。地政学的リスクもさることながら、量的緩和(QE)の終了時には株価が約15%調整してきた例もあります。リスク選好度が低下するのは、致し方ありません。

今まで爪を研いでいたベアが、市場に襲いかかるのか。
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(出所 : science world report)

特にウクライナ動向をにらみ、 ハートネット氏は「欧州で更なるリスク回避が進むだろう」と予想していました。欧州株に対し「オーバーウェイト」との回答は今回13%と、7月から 22%ポイントも急降下していましたからね。結果を踏まえれば、欧州への見通しが悲観的に傾くのもむべなるかな。

一方で、日本株関係者には朗報で す。日本株に対し「オーバーウェイト」との回答は30%でした。エマージング株も17%で、前回の5%から急伸しています。背景には、中国の景気支援策への安心感が挙げられていました。

ちなみにグロース投資よりバリュー投資を選ぶとの回答は48%となり、 2009年の水準を超え統計開始以来で最高を塗り替えたといいます。

9月の台風シーズンにかけ、市場でもひと嵐やって来るかもしれません。フィッシャーFRB副議長による11日の発言は、市場動向をにらみクッションを与えたかった意図が垣間みられます。ストックホルムで、1)住宅市場の低迷、2)連邦政府・地方政府の財政緊縮、3)世界景気の減速——が需要下押し要因と指摘した肚のうちは、21日のイエレンFRB議長のジャクソン・ホール講演でもう少し明らかになりそうです。出口戦略へ向けた道のりは、9月FOMCから遠ざかるのかにも要注意ですね。

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