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新型iWatchは喧噪のなか

アップル新製品発売前には事前の噂がたくさん飛び交う

アップルほどの注目企業になると、「新製品」の正式発売前には、さまざまな憶測情報が飛び交う。デザインや機能に関する話題が、アップルファンの心をかき立てる。

こうした情報のなかには、デザインスタジオや開発会社などが、勝手に「自分たちのイメージ(あるいは提案と言ってもいいだろうが)」をYou Tubeなどにあげていることがある。

また「Mac Rumors(そのものずばり、アップル製品に関する噂情報のニュースサイト)」のようなメディアもあって、それらをのぞきながら想像してみるのも楽しい。

スティーブ・ジョブズ時代のアップルは、情報管理にかなり厳しかったが、最近は、新製品のモックアップの写真などは事前にあちこちで出回ることが多くなってきた。外部のライターたちに情報を提供する関係者もけっこういるような印象だ。

今秋にはiWatch登場

さて、iWatchの話題だ。

2年くらい前から「アップルの次期大型製品」として騒がれてきてはいる。各国でのiWatch商標の登録作業も進んでいるらしい。

そしてこちらも例によって、デザインや機能情報が「非公式」に出回りだしている。最初の頃は、四角な形状で、iPodぐらいのタッチスクリーンにそのままベルトをつけたようなデザインが多かった。

 

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「どうにも安っぽいぞ。もうすこし驚かしてくれないものか」と思ったりもした。つまり、アップルの新規製品にファンが期待するデザインのレベルには応えていないという印象を持った。

 

それからしばらくすると、アップルが、既存の高級時計メーカーから人材をハンティングしているという報道がちらほらし始めた。具体的にはタグホイヤーあたりの幹部などで、「時計のブランディングに長けた人材を、iWatchの商品化の最終工程に投入するのではないか」という解説が付けられていた。

ごく最近ではswatchとアップルの提携話が報道され、それをswatchが正式に否定したりもしている。実際の交渉はどうやら行われていたらしい。推測の域を出ないが、アップルもいろいろ悩んでいて、時計産業の商品化ノウハウに学ぼうとしているように思える。

その後も、あたらしいデザインの情報は飛び交っている。気づくと、結構バリエーションが広がってきた。もしかすると、複数のタイプを同時に発売しようとしているのかもしれないとも思う。

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ウエラブル狂騒曲

スマホ需要が飽和の兆しを示し始めているなかで、メガネや指輪や時計といった「既存の筐体(商品ジャンル)」に最新のメディア機能を装備することで、需要を開拓しようとしていると考えられる。

すでに、歩行数とか、血圧や脈拍を図ったりする機能や、メールや通信を担う製品(スマホの子機として連携利用する)では、ライバル社の製品は、いくつか出回っている。ただし、まだ大きなマーケットができているとは言いがたいので、ここにアップルが参入すれば、市場が一気に勢いづく可能性があるだろう。

ティム・クックの発言

最後に、ティム・クック(アップル社CEO)の発言を紹介しておこう。

「時計型は面白いと思う。NIKEのFuelbandを使ったりしているが、装着感は自然だ。でも、アップルがこういう領域に取り組むなら、人々が『すごい、信じられない!』と感じてくれるような要素がどうしても必要だろう」(2013年5月28日「D11カンファレンス」での発言/筆者訳)。

「信じられない(ここではincredibleと語っている)」要素は、はたしてどんなものになるのだろうか。発売は10月頃らしい。

事前情報も、これからもっと盛んに飛び交い始めることだろう。

(ここで紹介した写真は、ネットメディアでいろいろ紹介されているが、なかでも一番まとまっているのは「MacRumors(www.macrumors.com)」のサイトだと思える)。

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