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- 2014年08月06日 14:11
笹井氏の自殺
昨日5日に、STAP細胞論文の主要な著者の一人で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が、センターに隣接する施設で自殺をして発見されたというニュースには、驚きました。
小保方さん宛の、「あなたの責任ではない。STAP細胞を必ず再現してください。」と励ます趣旨の遺書など、4通の遺書があったということです。
確かに、様々な不正が指摘される未熟な論文を指導してチェックすることができずに、共同して載せた等の責任は、笹井氏にも大きくあることは事実だと思います。
しかし、組織として責任を持つべき理化学研究所が、論文発表時には前面に出ていながら、問題が起きると、小保方さん、笹井さんという個人に責任を押し付けていたことが、今回の非常に残念な、有能な研究者を死に追いやった原因だと思えてなりません。
笹井氏は、体調を壊して入院したり、副センター長を辞任したいなどの意向を伝えていて、また、仲間の研究者からも支援が必要との声が多くあったと報じられています。
そこで、対応をしっかりとっていたら、不幸な死は、避けられたと考えられます。
職場で自殺をするケースは、その職場に死の原因があったということを示す場合が多いと聞いたことがあります。
ips細胞などの研究の第一人者の一人を、このようなことで失ったことが大きな損失だと、論文が掲載されたネーチャーでもコメントを出しています。
このような牲者を出した反省に立って、理化学研究所は、姿勢を正して対応すべきと思います。
ご冥福を、心からお祈りしています。
小保方さん宛の、「あなたの責任ではない。STAP細胞を必ず再現してください。」と励ます趣旨の遺書など、4通の遺書があったということです。
確かに、様々な不正が指摘される未熟な論文を指導してチェックすることができずに、共同して載せた等の責任は、笹井氏にも大きくあることは事実だと思います。
しかし、組織として責任を持つべき理化学研究所が、論文発表時には前面に出ていながら、問題が起きると、小保方さん、笹井さんという個人に責任を押し付けていたことが、今回の非常に残念な、有能な研究者を死に追いやった原因だと思えてなりません。
笹井氏は、体調を壊して入院したり、副センター長を辞任したいなどの意向を伝えていて、また、仲間の研究者からも支援が必要との声が多くあったと報じられています。
そこで、対応をしっかりとっていたら、不幸な死は、避けられたと考えられます。
職場で自殺をするケースは、その職場に死の原因があったということを示す場合が多いと聞いたことがあります。
ips細胞などの研究の第一人者の一人を、このようなことで失ったことが大きな損失だと、論文が掲載されたネーチャーでもコメントを出しています。
このような牲者を出した反省に立って、理化学研究所は、姿勢を正して対応すべきと思います。
ご冥福を、心からお祈りしています。