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「Social Good」という金脈

今更ですが、月初に大変面白いイベントに参加したのでレポート。

10/3 ソーシャルグッドの現在と未来 -- Social Good Summit Report #SGjp | TAROSITE.NET

実際にSocial Good Summitに出席したキャスタリアの山脇さんや、唯一日本人として登壇したコペルニクの中村さんの実地レポートが聴ける貴重な機会でした。

もっとも印象的だったのは、山脇さんが「カネの匂いがしすぎて気持ち悪くなって一時離席してしまった」という話。

お話によれば、アメリカ市場はソーシャルグッドというテーマをある種の金脈として見ているようです。

この点、分かりにくいですがシュアールU2plusを知っていた僕は結構ピンと来ました。
シュアールのビジネスは社会的な課題を解決しつつも、十分に売上を立てられるモデルです。収益性に関しては数あるスタートアップの中でも指折りといって良いでしょう。
また、罹患者100万人を超えるという「うつ病」を治療するためのウェブサービス「U2plus」も、その市場規模を考えると高い収益性があるように思います。実直にユーザーに課金することが可能でしょう。

Social Good Summitで最優秀賞を取ったのも、19才のEden Fullが考案した「SunSaluter」という収益性の高いシステムです。

ソーラーパネルの効率を40%向上させるこの技術は、間違いなくお金になるでしょう。もちろん社会的課題は解決しつつ。

もちろん、課題の解決がお金になりにくい領域も存在します。サービス単体で言えば、Social Good Summitにも出たプロボノマッチングのCatchafireは、収益性は恐らく高くないです。

ただ、直接的・短期的な収益は期待できなくとも、サービスが本当に世の中に貢献すれば、何らかの形で対価を得ることができるでしょう。いわゆる「ソーシャルキャピタル」はその一つです(山脇さんは「Goodという新しい通貨が生まれている」と表現していました)。

僕はSocial Goodが「金脈」である点を、スタートアップを志す方々に強く伝えたいです。

テクノロジーの力を用いれば、社会的な課題を解決しながら、大きなビジネスを生み出すことが可能です。
シュアールのような前例はもう生まれています。

解決したい課題によっては短期的にお金にならない場合もありますが、それでも「Good」という通貨を獲得する意味で、高い価値があるように思います。豊富なGoodがあるとどういう生き方が可能になるかは、これからの社会が明らかにしてくれるでしょう。

Social Goodという言葉に定義はありませんが、僕は「社会的な課題をテクノロジーで解決する取組み」だと思っています。

ぜひこれをお読みの皆さんも、身近な課題(福祉、医療、環境、安全、教育などなど)をテクノロジーの力で解決できないか、考えてみてください。

特にソーシャルウェブ系のテクノジーを絡めるとなると、ほとんどブルーオーシャンです。何か良いアイデアが思いついたらぜひ声を掛けてください。可能な範囲でご協力します。

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