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iPhoneの出張修理と買取でライセンスビジネスを構築した「iCracked」

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スクリーンにひびが入っていた場合、買取価格は145ドル(約1万4500円)となる。

提示された価格に納得したら、時間と場所を指定して、iTechと会う予約を取る。修理の場合と同様、指定したその日に買い取ってもらえる地域も多い。

買取の際、iTechは現金ではなく、実店舗、オンライン、ATMなどで現金同様に利用できるプリペイドのデビッドカードを顧客に渡す。これは移動の多いiTechが大金を持ち歩かずに済むようにするための配慮である。

同サイトのビジネスモデル

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米国の都市部では、雇った社外スタッフをオンデマンドで顧客のもとに派遣して、サービスを提供するという形態のビジネスが続々と登場している。当ブログでも、先日、買物代行サービスを提供している「WunWun」を紹介した。社外スタッフは空き時間を利用して収入を得たいという人たちだ。学生や主婦がアルバイトとして働いたり、失業した人が次のフルタイムの仕事が見つかるまでの繋ぎとして働くケースが多い。

一方、iCrackedが契約するiTechは社外スタッフというよりも「フランチャイズ」に近い。フランチャイズほど締め付けがきつくなく、各自の裁量の範囲が広いということから、同サイトでは「ライセンス・アフィリエイト」と呼んでいる。

iTechには、同サイトから応募した人の中から、3回のインタビューを実施し、身元を調査した上で合格者を採用した後、オンラインでトレーニングを実施する。毎月約200人が応募するが、トレーニングの段階まで進めるのは、応募者のうち、1%未満という超難関である。またiPhoneを所有していることも、iTechになる必須条件だ。

iTechとして採用されると、機器の修理または買取のために、平均して週に30~50人の顧客に会い、修理1回につき約60ドル(約6000円)、買取1件につき25ドル(約2500円)の収入を得る。iCrackedでは、iTechは年収5万~120万ドル(約500万円~1200万円)になると想定しているが、これもiTechそれぞれの裁量で加減できる。

つまり、iCrackedのビジネスモデルは

1.iCrackedのライセンスならびに修理キットと交換用部品をiTechに販売すること

2.彼らが顧客から買い取ってきた機器を買取価格より高い価格で転売すること

の2つで成り立っている。ライセンスとキットの価格は300~600ドル(約3万~6万円)で、キットには、修理マニュアル、会計ソフト、マーケティング資料などが含まれている。

iCrackedでは、地域の催しがあるとき、故障した機器を持ち込めば、その場で修理するブースを設けるという形で、iTechに仕事のチャンスを紹介することもある。

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同サイトのブログでは、iTechの1人、Aaron Evans氏が車上荒しの被害に会い、他の貴重品と一緒に修理キットや交換部品を盗まれてしまったが、それを知った他のiTechたちがクラウドファンディングのキャンペーンを立ち上げ、盗難された品物の補充に必要な1500ドル(約15万円)の寄付を求め、48時間で目標額が集まったという話が報告されている。iTech間のネットワークも発達しているようだ。

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大学の学生たちを相手にした小規模なビジネスからアフィリエイト・ビジネスへと発展

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AJ Forsythe(写真右、以下フォーサイス)氏は、カリフォニア・ポリテック州立大学在籍中の2009年後半、車から降りようとした際、iPhoneを地面に落として、スクリーンに亀裂を入れてしまった。修理には、Appleストアまで1時間かけて出かける手間と200ドル(約2万円)を要した。

ところがその数日後、彼はルームメイトがその同じiPhoneを投げ渡そうとしたのをキャッチしそこね、またしてもスクリーンを割ってしまう。

そこでフォーサイス氏はAppleストアに頼らずに、自分の手で直そうと考える。オンラインで部品を注文し、機器を分解し、2時間の格闘の末、スクリーンの交換に成功する。

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