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iPhoneの出張修理と買取でライセンスビジネスを構築した「iCracked」

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カリフォニア・ポリテック州立大学の学生は、Apple社の製品を壊すことが得意のようだ。

以前、当ブログで紹介した「iFixit」の創設者カイル・ウィーンズ氏は、同大学に在籍していた2003年、Macを壊してしまい、それがきっかけでApple社製品の修理方法を発見し、後に修理に必要な部品や用具を販売するECサイトを開設した。

その数年後、ウィーンズ氏の後輩にあたる学生たちはiPhoneをしょちゅう壊していた。そんな部活でもあるのだろうか。iPhone破壊部の存在はわからないが、それが発端となって2010年に誕生したのが「iCracked」であることは間違いない。同サイトは「iPhone修理サービス版Uber」の異名を取り、iPhoneを壊した顧客のもとに人員を派遣して、修理するサービスを提供している。

iPhoneの普及に比例して成長を続け、昨年、売上は1000万ドル(約10億円)に到達。Forbes誌の選ぶ2014年米国でもっとも有望な企業の17位にランクインした。

現在では顧客から機器を買い取るサービスもメニューに加えた。また、DIY用の修理キットも販売している。

iCrackedが提供しているサービス

「Express Repair(迅速な修理)」

現在、同サイトでは、iPhoneだけでなく、iPadとiPod、SamsungのGalaxyも修理の対象にし、割れたスクリーン、水没による故障、電池やその他のトラブルを解決している。

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修理を依頼するには、同サイトまたはアプリを使って、製品の機種とモデル番号、カラーを入力し、故障した箇所を指定する。

次に自分の所在地を入力し、修理技術者(iCrackedでは、「iTech」と呼んでいる)が近くにいるかどうかを確認する。iTechが近くにいる場合には、自分の氏名、メールアドレス、電話番号を入力すると、地域のiTechから連絡が入り、見積もりが提示される。見積もりは無料である。

iCrackedはiTechがそれぞれの地域で競争力を維持できるよう、各自で価格を設定することを認めているため、価格は一律ではない。iTechの提示した価格に納得できなければ、依頼を中止して構わない。iPhoneのスクリーン交換の場合、修理にかかる費用は75ドルから125ドル(約7500円から1万2500円)程度のようだ。

見積りに満足したら、iTechに来てもらう場所と時刻を選び、予約を取る。場所は自宅やオフィス以外に、図書館やスターバックスなど公共の場を指定することもできる。

現在、サービスエリアは米国内43州とその他10カ国に及ぶ。iTechが多いエリアでは、壊したその日に予約を取って数時間以内に修理してもらえる。ほとんどの場合、iTechが修理に要する時間は30分から1時間だという。

iTechがいない地域の場合、故障した製品を同サイトに郵送することで、修理を受けられる。

iCrackedの修理サービスはメーカーの認可を受けていないため、同サイトのサービスを受けると、メーカーからの保証を受ける権利を失うことになるが、同サイトに持ち込まれるのはすでに保証期間を過ぎている場合が大半なので、特に問題はないそうだ。また、iCrackedが交換した部品については、同サイトが99年間の動作保証を付けている。

「Express Sell(迅速な買取)」

今年から同サイトのメニューに追加された「Express Sell」でも、修理と同様に、iPhone、iPad、iPod、Samsung Galaxyを買取の対象にしている。

手持ちの機器を買い取ってもらうには、機器の情報をサイトから入力し、買取価格を確認する。

例:
iPhone 5s(モバイルプロパイダがATT、容量16GB、ゴールド、状態普通)の場合は270ドル(約2万7000円)。

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