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ワイアードやファストカンパニーで活躍するジャーナリストが語る「海外メディア事情」

先日、東洋経済オンライン主催のミートアップ「Future Media Meetup ~日米ジャーナリズムの現在と未来~」に参加してきました。

登壇したのは、ファストカンパニーなどで執筆するニューヨーク在住のフリーランスジャーナリストのブライアン・ラフキンさん、ワイアードのウェブでシニアエディターを務め、現在はフリーランスジャーナリストのラウラ・ハドソンさん、フリーランスライターの三橋ゆか里さん、カリフォルニア州バークレー在住のフリーランスジャーナリスト松村太郎さん、東洋経済オンライン編集長の山田俊浩さん。

「プリントとウェブ」「ファクトチェック」「ヘッドラインデスク」「プライムタイム」「UUかPVか」「ソーシャルメディア」「モバイルシフト」「バズフィード」「データジャーナリズム/インフォグラフィックス」「キャリア」「将来」などのトピックが話されました。

日米の話が両方聞ける貴重な機会でしたので、主に海外の情報を中心にいくつか紹介します。

まず「プリントとウェブ」。海外では、紙に執筆するとき、1ワードあたり2ドル(300語で600ドル)という話がありました。東洋経済では、自社で記者を抱えていることもあり、紙とウェブでは外部ライターに関しては謝礼がほとんど変わらないとのこと(この体制があるのは強いなあと思いました)。

「ヘッドラインデスク」はあまり聞きませんが、タイトルを付ける専門のデスクのこと。ワイアードでは、記事を書いた後、タイトルを付けるデスクがいたりする一方で、ウェブでのABテストなどはおこなっていないとのことでした。

「バズフィード」については、「バイラルコンテンツを集めて、リパッケージしていて、記事と読んでいいのかというものの多く、ジャーナリズムといえるのかどうか」「バズフィードのとあるライターが9.11のセンターにできたミュージアムに行った独自レポートはよかった」など、といった見解がありました。

「データジャーナリズム/インフォグラフィックス」については、インフォグラフィックスはバイラルするのでいいということや、ワイアードは巻頭でインフォグラフィックをつかっていることなどを紹介。また、ファストカンパニーには、インフォグラフィック専門のエディターもいるとのことです。

将来については、ラウラさんがたびたび「短い記事をかかなくてよくて、長い記事を書いていくことができたら」と言っていました。このような未来の実現には、コンテンツの流通のみならず、お金の面も含めて健全に回るようなメディアのエコシステムづくりが重要になってきそうですね。

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