記事

線香花火の国産の力

画像を見る丸く赤い火の塊ができ、そこからいくつもの小さな火花が飛び散っていく線香花火は夏の風物詩です。じっと持って燃え尽きるまでの変化が楽しみです。しかし昨今は、すぐに燃え尽きてしまうようになったと感じていました。しかしそれは理由があったのです。安い中国産の線香花火がはいってくるようになって、国産の線香花火が消えていってしまった結果でした。

大阪の松屋町というところは、人形やおもちゃの専門店が並んでいるところですが、夏場には花火専門のお店になるところがあります。そこに行って、店員さんに線香花火のオススメを聞いてみると、国産の線香花火でした。かろうじて生き延びた国産の線香花火にリピート客が増えててきているそうです。

薦められ買い求めたのが、筒井時正玩具花火製造所の「スボ手牡丹」という線香花火で、15本で350円でした。線香花火には藁をつかった関西式と、紙のこよりの関東式のものがありますが子どもの頃に馴染んでいた藁のものを選びました。
リンク先を見るリンク先を見る
筒井時正玩具花火製造所:東西の線香花火:

実際に中国産と違いがあるのかと楽しみにして昨夜やってみましたが、その違いに驚きました。子どもの頃と同じで、長い間微妙な変化が楽しめる線香花火でした。

まさに「国産の力」を体験させてもらったのです。

「国産の力」がこういった手仕事に追いやられるのも残念ですが、しかし、それも大切なことで。言いかえれば「文化の力」なのかもしれません。

購入した「筒井時正玩具花火製造所」のおしゃれなホームページを見ると、ブランド化への努力が感じられ、驚いたのはその販売店リストです。実際に購入したのは花火の専門店でしたが、リストに載っているのはアパレルや雑貨店で、全く違う業種です。アマゾンでも購入できます。
筒井時正玩具花火製造所:主な取扱店

つまり付加価値を感じる売り方、ブランド化も追求しているということでしょう。これは「マーケティングの力」かもしれません。

いずれにしても、ぜひ国産花火の力をこの夏に体験してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

「花火」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。