記事

「シェアの法則」は表現者を歓迎する

ループス斉藤さんの考察記事が大変興味深いです。ハードな論考ですが、ソーシャルメディアに関心がある方は必見です。僕のこの記事を読む前に、ぜひご一読ください。

ポスト・ムーアの時代。シェアの法則が加速するパラダイムシフトとは?:In the looop:ITmedia オルタナテブ・ブログ

「シェアの法則」は一体何を変えるのでしょう。企業のマーケティングに力点が置かれている斉藤さんの分析とは、少し違う観点から僕なりにまとめていました。

1. ニッチ情報を探しやすくなる


様々な人が情報を発信するようになり、「情報」が、それを求める人に対して届きやすくなるでしょう。例えば「コンゴの農村の住民の情報」「オランダでスタートアップ起業をする際の重要人物」などの超ニッチなテーマでも、情報や人を発見することが容易になるでしょう。今人々が持っている「ニッチな知識」が、より価値を増すとも言えるでしょう。「職場では平社員だけどインコの育成には超詳しい」みたいな人は、今よりももっと居場所を作りやすくなるはずです。

2. 自己表現をお金にしやすくなる


Etsyはその萌芽だと思いますが、自己表現の成果(手工芸品、ブログ、アートなど)は、今よりもお金になりやすくなるでしょう。世界中の人々がつながることで、マッチングの機会は桁違いに向上します。フェイスブック上のオークションシステム「Whytelist」はそうした世界を創る一つの道具となるでしょう。日本では買い手が付かないものも、もしかしたら世界では誰かが欲しているかも知れません。僕のブログも、いずれ自動翻訳され世界中で読まれるようになるのかも、と期待していたりします。「この記事はなぜか南アフリカとフィンランドで受けている」とかも起こりうるかも?笑

3. 発信できるか否かで機会格差が生まれる


こちらは玉置さんの記事に非常によくまとまってます。現在も見られる傾向ですが、さらに強まっていくでしょう。発信する人が増えれば、表現者特有の苦悩も社会に蔓延するようになるでしょう。表現はタフな仕事です。「創造性」に関して、エリザベス・ギルバートが語るような考え方が一般的になるかも知れません。

端的にまとめれば、「表現者の時代が来る」というのが僕の世界観です。
かつて「パソコンを使えること」が職能として重要視されたように、「言葉やビジュアルで表現できること」が、職能としてより重要視されるようになるはずです。合わせて、「表現」を重視する教育、企業のマネジメント、個人としての姿勢などが求められるようになるでしょう。まだまだ整備されていない分野です。

表現者の時代は部分的には来ており、斉藤さんの言葉を尊敬を持って読む僕たちも、すでにそのパラダイムに取り込まれていると言えるでしょう。というわけで、皆さんもぜひ今から「表現」を心がけてみてください。ツイッターにブログにフェイスブック、そのための道具はもう手元にあります。もしブログを書いたらぜひ僕に教えてください。僕のフォロワーに伝えることも、このブログに寄稿記事として載せることもできます。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。