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相手不明 目的不明/みんなの党 渡辺前代表8000万円の借入金 資産公開/他議員は本紙に回答したが…

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 このほど公開された国会議員の資産等補充報告書(2013年分)で、10人の議員が4500万円以上の借り入れを報告していたことがわかりました。資産等補充報告書は1年間で増えた資産や借入金を報告するものです。化粧品会社DHCの吉田嘉明会長から8億円を借りていた「みんなの党」の渡辺喜美前代表は8000万円で4位。誰からいくら借りて何のために使ったのか、相変わらずヤミに包まれています。(藤沢忠明)

 渡辺氏の借入金をめぐって、みんなの党の調査チームが今年4月にまとめた報告書によると、渡辺氏は10年~14年に吉田会長からの8億円のほかに、個人か法人か不明の「A」~「E」の5者から計6億1500万円を借りていました。

 このうち、13年には4月4日に「A」から8000万円を借り入れ、22日に同額を党に貸し付けました。党は5月30日、「A」からの8000万円と吉田会長からの1億2000万円の計2億円を渡辺氏に返済。渡辺氏は翌日、妻の口座に2億円を移しています。(図参照)

 同党の報告書によると、同年6月28日には「D」から2億円を借り、即日、党に貸し付けました。7月21日投開票の参院選前などに供託金などとして使われ、7月25日に党が返済したとされます。

訂正で4億円増

 渡辺氏は昨年5月に公開した資産報告書では、借入金を2億5000万円としていましたが、吉田会長以外の巨額借入金が明らかになったことを受け、今年5月1日に6億5000万円に訂正しています。今回の補充報告書に記載された8000万円の借入金は、「A」からの8000万円と同一かどうかも不明です。

 現行の国会議員資産公開法では、借入金に関しては、総額のみを報告対象とし、借入先の氏名や金額、使途を明らかにする義務はないため、渡辺氏のように、貸した当事者が明らかにしなければ、実態はみえにくい現状があります。

 13年分の資産等補充報告書には衆参議員46人が借入金を記載。最多は、みんなの松田公太参院議員の1億4895万円で、続いて、日本維新の会所属で、橋下徹共同代表の「橋下新党」に“入党”予定の浦野靖人衆院議員の9500万円、自民党の赤枝恒雄衆院議員の9440万円など。(表参照)

 本紙は、借入金上位10氏に、借入先と借りた目的、使途について問い合わせました。

 「金融機関から不動産購入のため」(松田氏)、「自宅購入のため、銀行から借り入れ、全額使った」(浦野氏)、「六本木に診療所を開設した際の借入金」(赤枝氏)、「銀行から土地購入のため」(鈴木俊一衆院議員)、「金融機関から土地購入のため」(吉川赳衆院議員)、「武蔵野銀行から住宅ローン」(土屋品子衆院議員)といった回答が寄せられましたが、渡辺氏らからは回答がありませんでした。

国民へ説明は?

 とりわけ公党の代表だった渡辺氏には、判明しただけでも14億円を超える借入金の使途や相手先について、国民に説明する責任があると思うのですが―。

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