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有料セミナーを中継することの是非

最近しばしば聞く話。「有料のセミナーの内容を外部に中継するなんて言語道断だ」という意見を初めて聞いたときは、感覚の違いに驚きましたが、主催者側の気持ちを考えると当然かな、とも思ったり。

この話でいつも思い浮かぶのは、TEDです。

招待制で参加費6,000ドル、講演内容は全てCCライセンスで一般公開。ご丁寧に字幕まで付きます。講演内容は最高級。世界最高峰の頭脳が終結します。Seth Godinのこの講演は僕の人生を変えつつあります。

講演内容が全て公開されるのに、なぜ人は参加するのでしょう。それはもちろん、リアルな「場」にメリットがあるからです。具体的には参加者同士の会話や、そこで生まれるコラボレーションを、参加者は求めているのでしょう。講演内容は聞かないで人と会っているだけの人もいるとか。

まぁ普通のセミナーをTEDと比べるのは無茶があります。

セミナー開催の目的がそもそも違うのでしょう。一般的なセミナーは、情報の提供にありますが、TEDのような「場」はセレンディピティとコラボレーションを生み出す場と言えそうです。セミナーというよりは、「イベント」です。

と言うか、同様の話は前にも書きましたね…。これからのセミナーは“「つながり」をデザインする場”になる、というのが僕の考えです。ゆえに、プログラムの中にはワールドカフェ的な対話の時間を設けると効果的なはずです。

こうした話にご興味がある方は、下記記事は必見です。

「これからのカンファレンス、イベント運営に必要な5つの要素」Change.orgより

話が飛んでしまいました。

目的によっては、中継の禁止は妥当だと思います。参加者が高いお金を払って「情報」を求めているのなら、中継を禁止した方が参加者の気分は害されないでしょう。本来はそういうものですし、誰も傷つきません。

目的が「対話」や「コラボレーション」のような場合は、中継すること=オープンにすることに参加者の抵抗はありません。中継を実施することで、より多くの人に見てもらうことができ、それは次回以降のセミナーの開催に役立つかもしれません。

中継する場合は、そのことを事前に周知し、参加者の了解を得ている必要はあるでしょうね。「何だよ、無料で中継してたのかよ!」とがっかりさせるのは残念です。

セミナーのあり方として、TEDは象徴的です。参加者のフィルタリングとして招待制を取っていることも考察に値します。機会があれば別記事で。

日本発でTEDのようなプラットフォームを作りたいな、と野望を抱いていたり。ん、というかTEDをやればいいのか。プラットフォームって良いな。

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