今回の事件がきわめて深刻なのは、予定された通常の航路上で撃墜されたことだ。
1983年の大韓航空機撃墜事件は、予定された空路を大きく外れてロシア側(当時ソ連)の領空に大きく侵入し飛び続けたので、領空侵犯で撃墜される理由があった。また、同事件は追跡したロシア側戦闘機による射撃だが、今回は地上からのミサイルだ。
黒海の北のウクライナ領でおこった事件だが、先週イスタンブールから帰国の途中、黒海の南側の航路を飛ぶトルコ航空の飛行機に乗って、視界からあの先がクリミア半島、ウクライナなのだと視認しただけに、吾ことのように感じる。
マレーシア航空の度重なる事件に思いを寄せるとともに、相当深刻な事態だと実感。民間航空機の安全が守られないとしたら、世界はどうなるのか?
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- 2014年07月18日 14:58