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ネオコンの言い訳:ケーガンの「戦争せよ米国」

今日の横浜北部は午後に入ってから曇りました。連日の蒸し暑さは少しだけやわらいだ気が。

さて、久々にネオコンのケーガンが面白いことを書いていたのでその記事の要約です。

彼はブルッキングス研究所に移って、いよいよ民主党政権にもアドバイスをしようということなんでしょうか。

ただし「前科」があるので、あまり説得力はないようにも感じますが・・・
アメリカに必要なのは、戦力を使うべきかどうかではなく、いつ使えばいいかという議論だ
By ロバート・ケーガン

●イラク戦争というのは、何人かの知識人たちが示しているように、ここ数十年間のアメリカにとって最悪の戦略の失敗であったのだろうか?簡単にいえば、答えは「ノー」である

むしろ失敗したのは、2001年の9月11日のアメリカ本土に対するアルカイダとオサマ・ビン・ラディンの攻撃を防げなかった人々のほうだ。この攻撃によって3000人近いアメリカ人が死んでいる。

●そしてさらに時間をさかのぼれば、ヨーロッパではヒトラー、アジアでは日本を阻止できなかった失敗が大きく、このスケールはイラクやベトナムの失敗をはるかに越えるものだ。

●ところがここで問題になってくるのは、あまりにも早く軍事力使ってやりすぎてしまう間違いと、遅くなってから使って手遅れになってしまうという間違いだ。また、最初の失敗が次の失敗につながるのも当然と言えよう。

●911を生き残った人々の教訓は、「脅威を前にしての消極的な態度は危険だ」ということだ。そしてこの教訓は、2003年のイラク侵攻の前に武力行使を容認した、大多数の米国の連邦議員たちに共有されていた。

●同様に、1930年代の世界政治に対する消極的な態度からアメリカが学んだ教訓は、冷戦時代のアメリカの世界における積極的な(時としてはやり過ぎだったが)行動につながった。

●歴史家や専門家たちが行ってきたように、この二つのケースでは、アメリカの態度の振れ幅が大きすぎであり、ケナンのような人々が批判してきたのもこの点であった。

●そして現在の状況にも、この振れ幅の問題が当てはまる。アメリカはあまりにも消極的になりすぎたからだ。

●中には、ここ十年間の状況は特殊であったために、アメリカはより伝統的な、対外政策において軍事力をあまり活用すべきでないパターンに戻るべきだという人もいる。ところがアメリカは、歴史的にかなり頻繁に軍事力を使ってきた

●数え方にもよるが、アメリカは1898年から世界中でおよそ26回も武力介入を行ってきた。さらに小規模なもの、たとえば今回のリビアやレーガン政権のカダフィ空爆なども加えれば、その数は少なくとも6倍増えることになる。しかもこれにはアイゼンハワー大統領の小規模なものは含めていない。

●アメリカが地上部隊を派遣した大規模な介入を数えただけでも、アメリカは1898年から4年半に1回の割合で介入を繰り返している。アメリカは過去116年間に52回も世界のどこかで戦闘を行ってきたのだ。年数の割合でいえば、45%の時間を戦争していたことになる。

●特に冷戦後の介入の度合いは高まっており、その割合は3年ごとに1回になっている。いいかえればアメリカは25年のうちの19年間を戦っているということであり、その期間はベルリンの壁が崩れてから75%の期間ということになる。

●しかもこれは、政権が民主党か共和党に関係ない。リアリストと言われているブッシュパパも、四年の任期の間に三回軍事介入を命じているのだ。

●ではアメリカは「いつものやり方」に戻るべきなのか、それともそれをやめるべきなのだろうか?

●これについては軍事的に目標を達成できなかった失敗や、そもそも使用すべきではなかったケースのほうを指摘することは簡単だ。ところが実際は、実行して効果があった(ように思える)ケースの方が多い

●たとえば朝鮮戦争が終わった時に、アメリカ人の中でこれが成功であっと考えていた人は本当に少なかった。ところが韓国の今日の発展というのは、このアメリカの「忘れられた戦争」における活躍がなければ考えられないのだ。

●私の考えからすれば、アメリカが兵力の使用やその使用の脅しによってリベラルな世界秩序を守るという意志を持つことが、戦後の世界秩序が維持できた、決定的な(不可欠な)理由である。

●そしてこれは、効果的な外交においても不可欠な要素である。当時国務長官を務めていたジョージ・シュルツは、「パワーと外交は表裏一体です・・・強さの裏付けのない外交に効果がないというのは、厳しい現実なのです」と言っている。

●今日の問題は、「軍事力をいつ使用するのかしないのか」という疑問の間で、正しいバランスを見極めることだ。通常なら、「常に使え」と「決して使え」のどちらかになるだろう

●しかしわれわれが行わなければならないのは、このようなマニ教的な二元論から離れて、ストローマン(相手の引用を曲解して議論すること)や劇画的なものから、軍事力をどのように正しく使うのかという合理的な議論を行うことなのだ
うーん、微妙ですね。「いつも使ってきたから今後も使おう」というロジックにはちょっと無理があるでしょう。

結局彼はラムズフェルドと同じで、決して過去の戦略的な過ちを認めようとしないんでしょうなぁ

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