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ウクライナ上空でマレーシア航空機がロシア製迎撃ミサイルにより撃ち落される

アムステルダム発クアラルンプール行のマレーシア航空MH17便がウクライナ東部上空でロシア製のBukミサイルシステムから発射されたミサイルにより上空10Kmの高度で撃墜されました。

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(写真出典:ウィキペディア)

ウクライナ内務省はこの攻撃で、乗っていた乗客295名が全員死亡したと発表しました。

一方、マレーシア航空は「ウクライナ上空でMH17便との交信を失った」ことを確認しました。

今日、これとは別に米国財務省はロシアに対する経済制裁の強化を発表しています。

具体的にはロスネフチ、ノヴァテック、ガスプロムバンクなどの大企業との金融取引を禁ずるというものです。これらの企業は輸出の際の代金の決済などで西側金融機関とやりとりがあるわけですが、それが出来なくなるわけです。

ロシア政府は外貨準備を投入することでこの経済制裁から受ける影響を軽減すると思われます。しかし外貨準備を費消することは、ルーブル安の原因となります。

なお今回の経済制裁の強化のニュースはマレーシア航空の旅客機の撃墜のニュースがもたらされる前に発表されたものです。

■ ■ ■

PS 今回、マレーシア機を撃墜したのは、たぶん親ロシア分離派で、ウクライナ政府軍の軍用機だと思って誤射したのだと思います。なお、過去にもウクライナの軍用機は親ロシア分離派により撃ち落とされています。ロシアは直接手を下していないものの、Bukミサイル迎撃システムはロシア製であり、国際的な非難は免れないと思います。

PPS アメリカ陸軍のバリー・マカフリー中将はCNBCのインタビューに対して「今回の撃墜はレーダー誘導型の大型ミサイルによってなされたものであり、この地域はこのようなミサイルが配備されているので、そもそも民間機が飛んではいけない地域だ。米国は干渉しないと思うし、EUも干渉しないと思うし、ロシアも干渉しないと思う。昔、ペルシャ湾で米海軍がイランの民間航空機を誤って撃ち落した事件があった。あれと似ている状況だ」と答えました。

また「現地の状況は極めて局地的な戦闘であり、今回の誤射は状況のエスカレーションではない。アメリカは東ウクライナに干渉する軍事的・作戦的遂行能力はゼロであり、何か行動を起こすことは、ありえない」とも語っています。

これとは別に民間航空関係者からは「民間航空機はトランスポンダーを装備しており、(これは民間機だ)というシグナルを発し続けているはず。今回、マレーシア機では、それが作動していなかった可能性がある」という指摘が出ています。

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