- 2014年07月15日 07:00
カレー、チンして食べたら治りました――スプリング・躁鬱・スーサイド! / 坂口恭平×末井昭×向谷地宣明
2/7だから、3人目の恭平を作ることを、今年の目標にしたらいいんじゃないかと言われました。僕も、なるほど、3人目かと。
向谷地 躁でも鬱でもない、3人目ということですね。
坂口 アオに「ママが言うには僕は3人いるらしい」と話しました。すると、アオが「3人目はもういますよ。しかも、その人はもうすでに描いていますよ。この前あげた絵をみてください」と言ったんです。
実は、その話が出るちょっと前に、「壁にこれを貼っておいてください」と鬱状態で寝ている僕にアオが絵を持ってきたことがありました。お札のような感じで、人間みたいなのが一人いて、虹がかかっていました。
その時は、これはアオを描いているんだろうなと思っていましたが、絵をよく見たら横に「パパ」と書かれていました。少し怖くなりましたね(笑)。アオは「3人目のパパは4才」と教えてくれました。
向谷地 それが、クレオール坂口恭平だと。クレオールというのは、たとえば異なる言語を話す人々が集まって生活するようになると、自然発生的に発達する混合言語のことですね。宗主国の上層言語である英語やフランス語と植民地の現地語が統合されて発達するとか。
坂口 そうです。友だちにこの話をしたら、「それってクレオール文学じゃん」と言われたので、読んだことないですけど、「クレオール坂口恭平(4歳)」と名付けることにしました。
向谷地 まさに、クレオール坂口恭平は、アオちゃんが生み出してくれたんですね。
パラボラアンテナ
末井 弦くんは今何歳ですか?
坂口 1歳になりました。
末井 弦くんが、なにか神さまみたいな感じありますよね。笑ってるだけで、泣かないんですよね。
坂口 彼は両手にますかけ線があるんです。徳川家康もそうで、1万人に一人しかいないらしいです。
向谷地 すごい手相なんですね。
坂口 そういう話を家でしてて。アオが「私の手相は?」ってやってきて、見たら僕の手相に似ているんです。それだけなんですけど(笑)。
僕は、時々体がぼご~って変形してパラボラアンテナみたいになるんですよ。そのときに、色々なことを受信できて、すごい偶然が起きたりするんです。僕だけではなくて、そういう偶然って、みんなありますよね。
先日も仲がいい女の子と、獣のようにセックスをしている夢を見まして。夢であっても、申し訳なかったので、その子に「すまぬ」と謝ったんです。そうしたら、「実は、私、まだ誰にも言ってないんだけど……」って言うんです。
「エッ、オレのこと好きなの?」って思ったんだけど、そしたら、「実は妊娠が昨日わかって」って。「だから、セックスとか裸とか、言われて、びっくりしたんだけど」と。
なんかあるのかなぁっていう話とかを、つい先週しましたね。なんかパラボラアンテナみたいなときあるんですよ。
向谷地 なにか受信するんですね。
坂口 そう、みんな気づいていないで受信してるはずなんですよね。
末井 胸騒ぎとかあるし、受信しているのは確かなんでしょうね。
ほうじ茶タイム
向谷地 『自殺』を読んで、坂口さんはどのような感想を持ちましたか。
坂口 非常に興味深かったのは、なんら、メッセージを放っていないということです。僕はそう感じたんです。
(携帯のアラームが鳴る♪)
すいません。一応、お薬を飲んでねということなんで、バイブにしてても鳴るようになってるんですよ。
向谷地 服薬のお知らせですか。
坂口 そうです。服薬の時間です。ちょっと失礼します。(薬を飲む)
話を戻しますけど、『自殺』にはメッセージが感じられませんでした。



