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ドラッグクイーンから学ぶ「憎しみを捨てる」

先週末、全米各地でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)差別反対イベントが開催されました。

そのひとつ、シアトルのイベントで、突如アンチゲイのプラカードを持って現れた(キリスト教系)団体に対し、ドラッグクイーンが説教した動画が話題になっています(Huffington Post)。 「あなたちの本(=聖書)を読んで、そこに書かれている神の言葉に本当の意味で従い、援助と愛について学んだらどう?」

「憎しみを捨てなさい。悲しい人間ね。憎しみを捨てれば幸せが見つかるわよ。心を開くことを学べば、私たちはあなたたちを喜んで受け入れるわ。」


同じく先週末、オバマ大統領は、連邦政府職員に性指向での差別を禁じる大統領令を発令すると発表(ABCNews)。

実はこれだけゲイの権利が叫ばれているアメリカでも、宗教的理由や価値観から同性愛を否定する人も少なくなく、性的指向を理由とする解雇を禁止していない州が多々あります(Bloomberg)。

人は、自分と違う立場や考え、見た目の人に対し、違和感を覚えるものです。
それは仕方のないことでしょうが、人種や国籍、性的指向などは努力で変えらるものではないのですから、「判断」せず、ただ「違い」を「違い」として認めればよいのではないでしょうか。

一方、努力次第で変えられる立場や見解については、自分の意見をしっかり持ち、伝えることが大切だと思いますが、強制しないこと、反対意見をニュートラルな立場で聞くことも同様に大切ではないでしょうか。

さまざまな人種や国籍、考えの人が雑多に混ざりあうアメリカでは、どんなに小さなことでも、意見が全員一致することなどあり得ません。
戦争、銃保持、原発、格差、宗教、さまざまな問題に対し、さまざまな意見があります。
ある人の常識は、ある人の非常識。
何が「正しい」のかは、人それぞれに違います。

「憎しみを捨てれば幸せが見つかる」
この言葉に従えば、世の中の多くの問題は解決されるのかもしれません。
これもまた、一意見に過ぎないのかもしれませんが。

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