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DECA:ロングフォームジャーナリズムを支える、ジャーナリストの協同組織が結成

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1947年、ロバート・キャパの発案でつくられた「Magnum Photos」。写真家の権利と自由を守るために、世界中のフォトジャーナリストが参加した写真家集団です。

2014年、そのジャーナリズム版ともいえる協同組織「DECA」が結成されました。メンバーはNew York TimesやThe Atlanticで活躍する9人のジャーナリストで、中にはピューリッツァー賞のファイナリストもいます。ちなみにDECAは「10」を意味し、残り1人は読者のことだそう。

DECAは月に一度、メンバーが書いたロングフォームのストーリーを届けます。それぞれの取材活動は個人で行いますが、アウトプットをDECAというグループで行うことで、ウェブ上に質の高いロングフォームジャーナリズムを行う場所をつくるといいます。

また、DECAには互いの取材活動を支え合う目的もあるそう。調査報道は時間もお金もかかるもの。DECAでの収入をシェアすることで、メンバーの取材費の負担を減らすといいます。ローンチにあたって、Kickstartarでも資金集めをしています。

DECAはウェブ、スマホやタブレットのアプリ、あるいはKindleで読むことが可能。料金は年間購読で$14.99(約1500円)、それぞれの記事は$2.99(約300円)です。



調査報道などのいわゆる硬派で長い記事をどうウェブで読んでもらうか、というのはオンラインメディアの課題のひとつだと思います。長い記事はウェブでは読まれにくいため、PV至上主義に陥るとどうしてもゴシップやエンターテイメントよりのものが多くなってしまうからです。そのなかでこのような取り組みが生まれるのは、意義のあることだと思いました。

ちなみにロングフォームのプラットフォームやフリーランス活動を支える仕組みは他にも、NarrativelyAtavistBeaconなどがあります。今後のDECAの活動にも期待したいと思います。

(via Gigaom, Capital New York

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