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それでも再生医療は大事!

 理化学研究所のユニットリーダー・小保方晴子さんのSTAP細胞の信憑性が危ぶまれていた先日、私は理研のすぐ隣にある先端医療研究機構を、視察で訪れていた。お隣の騒ぎとは打って変わって、同機構は大変落ち着いた雰囲気で私を迎えてくれた。

 その理由は既に確立された、山中教授によるiPS細胞を使っての再生医療を、坦々と進めていたからかも知れない。この夏には「加齢黄斑変性」という眼の病を、世界に先駆けて再生医療によって治療するというミッションが、着々と進められている。

 神戸のポートアイランドに展開する先端医療研究施設は、国家戦略特区のメリットを最大限に利用しながら、研究のシーズ発掘から臨床応用まで、一気通貫に進められる研究環境を完備している。

 実はこの地は大規模なレジャーランドとして開発される予定だったらしい。それが1995年に発生した阪神大震災のために頓挫し、先端医療の集積地に変更されたという、運命的な歴史を持っている。

 STAP細胞の存在については、ほぼ否定的な見解が示されて残念だが、山中教授のiPS細胞の存在は微動だにしていない。先端医療研究においては、STAP細胞の信用失墜にかかわらず、真っ直ぐ前を向いて前進すべきである。それが数少ない日本の成長戦略の中心にあるからだ。

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