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遠隔操作ウイルス事件片山被告、ウイルスが上書きされる仕掛けを自ら語る

遠隔操作ウイルス事件の第10回公判が5月30日、東京地裁で行われ、前回の公判で犯行を全面的に認めた被告の片山祐輔氏が、自ら証言台に立ち、これまで解明されていなかった遠隔操作ウイルスが上書きされる手口を説明した。

 横浜市のホームページに小学校の襲撃予告が書き込まれた「横浜CSRF事件」について、片山氏は捜査で見つかっていない第2のサーバーが存在することや、踏み台にしたPCが遠隔操作プログラムを読み込み、脅迫文の書き込みを終えた後で、改めて無害なプログラムを読み込むような仕掛けを作ることで、ウイルスが別のプログラムに上書きされ、発見されにくくなる手口を自ら証言した。この事件では神奈川に住む大学生が誤認逮捕されていたが、遠隔操作の踏み台になったとされるパソコンからは遠隔操作ウイルスは発見されなかった。

 公判後記者会見を行った佐藤博史弁護士は、公判の前に片山氏と接見した際に、片山氏自らが法廷の場で犯行の手口を証言することに同意していたことを明らかにした。佐藤氏はまた、6月以降に片山氏の精神鑑定などを求め、一連の犯行に情状酌量の余地があることを訴えていく意向を改めて強調した。

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