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特許公報から読み取るアップルのスマートホーム戦略

来週開催されるアップルのWWDC(Worldwide Developers Conference)において、スマートホーム間連の発表が行なわれるのではないかという予測記事がTechcrunchに出ています。大本はFinacial Times(要登録)のようです。

実際に発表が行なわれるかどうかの内部事情は全然知りませんが、アップルが今までに何件かのホームオートメーション関係の特許出願を行なっているのは事実であり、その一部は既に登録されています。

登録された特許で代表的なものに昨年の11月に米国で登録された8577392号(System and method of determining location of wireless communication devices/persons for controlling/adjusting operation of devices based on the location:位置に基づく装置の動作を制御/調整するための無線通信装置/人物の位置を判定するシステム及び方法 )があります。

日本では特開2013-257865として公開されていますがまだ登録されていません(というか、今まさに進歩性に関する拒絶理由に対応中です)。

一般論として、特許化されるかどうかは別として特許出願したということはそのアイデアを事業として実施する可能性が高いことを意味します(もちろん、実施する予定は特にないがライセンスの可能性もあるので出願した、あるいは、出願したがその後に事業戦略変更で実施しなくなったといったケースも十分にあり得ます)。

この特許に関しては出願が比較的最近(2012年6月)であることから、その内容を見ることでアップルがスマートホーム(ホームオートメーション)分野で何をやろうとしているかの手がかりのひとつになると思います。

リンク先を見る

開示されているアイデアのポイントは基本的にリレー・サーバでスマホやタブレット等のデバイスから送信されるデータを読みとり目的のデバイス(電灯、室温調整、セキュリティ・システム等)を操作することにあります。さすがに、これだけでは特許になりませんので、デバイスを操作する人の位置を推測して、データを重み付けして、ルールを適用する要素がクレーム(権利範囲)に含まれています。

たとえば、人が(iPhoneを持って)外出すると自動的にセキュリティ・システムが起動するなどの応用が考えられます。

注目すべきは「リレー・サーバ」的なものを家庭に置くことが想定されている点であり、何らかの具体的製品が発表されるということかもしれません。

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