経済・金融情報を扱うBloombergは、世界初の「Bloomberg Hub」というメディアラウンジをロンドンシティ空港につくりました。
ビジネスパーソンによく利用されるという、ロンドンシティ空港。この空港のラウンジで広告をうちたいと考えていたBloombergは、最高マーケティング責任者のMaureen McGuire(マウリーン・マクガイア)さんの提案によって、スペースそのものを改装することに。株式相場表示機、ニュースやフライト情報を表示するメディアパネル、無料Wi-Fiなどの設備を備えた、ビジネスパーソン向けの空間をつくったのでした。
他にもBloombergのアプリが使えるタブレットや充電ステーション、靴磨きやアイロンの無料サービスまであるそう。フライトまでの時間、人々は快適に仕事をしたりくつろいだりすることができそうです。
Bloombergとロンドンシティ空港は、3年間のBloomberg Hubの契約を結んだとのこと。またマクガイアさんは、将来アメリカとアジアにも、このメディアラウンジをつくるかもしれないと話しています。
このスペースをつくるためには相当なお金がかかっていそうですが・・たしかに新たなユーザーへのPR効果は期待できそうです。
以前にもNYTがスターバックスとコラボした事例やスイスの日刊紙がカフェでPRを行った事例を紹介したように、「メディアとカフェ」というのは相性が良いものですが、「ビジネスパーソン向けのメディアと空港」というのもまた、相性が良い組み合わせだと思いました。
PRのための「メディア×◯◯」という取り組みは、探せば他にも見つかりそうですね。