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茶室はどこまで必要か  市民文会館改修で

 27億6128万円~56億5520万円という巨額な改修費用が見込まれている市民文化会館。改修するには、ホール以外の施設がどの程度利用されているかを検証し、他の機能へ改修するか、それとも現状のままにするかを検討する必要がある。なかでも最も注目すべきは茶室だろう。なにせ利用率が最も少ないからだ。

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 市民文化会館の各施設の利用率は図のとおり。茶室の利用率が24年度で10.9%と最も少ない。
ここ5年間の茶室利用率を見ても少ない。


 武蔵野市には、茶室のみの施設として、桜堤の古瀬公園内に松露庵がある。旧家を改修した施設で雰囲気はとてもいいのだが、ここの利用率は26.8%だ。しかも、そのなかの茶会での利用割合は約半分の51.9%となっている。
 市民文化会館以外の公共施設としてコミュニティセンターがあり、市内の5館にも茶室はある。ここの利用率を見ても図のように少ない(データは武蔵野市公共施設白書より)。

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コミュニティセンターの部屋別利用率については、第三期武蔵野市コミュニティ評価委員会報告書にも記載があり、全体的に施設の利用率は多いが『和室の中でも特に茶室の利用率が低い』(吉祥寺西コミセン)『茶室の利用率が著しく低く』(西部コミセン)などのように書かれている。茶室だけではなく『和室を洋室に転換すること』の検討が必要との報告もあるほどだ(平成22年1月第6期武蔵野市コミュニティ市民委員会最終報告書)。
 コミセンでの茶室の利用内容について、詳細なデータを持ち合わせてはいないが、他の部屋がいっぱいで茶室だけが空いていたので利用するのではないだろうか。私もこのケースが良くあり、じつは利用したとしても茶室としての利用ではないのが実態ではないかと思う。茶室だけでなく、今や和室には椅子が用意されており、畳に座るのではなく洋間のように使われているケースも多いことを考えると、茶室のみならず和室のニーズがかなり少ない。

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そう考えていくと、市民文化会館の和室の必要性はかなり低いとなってしまう。室内に一軒家のようにつくられている施設を見ると、もったいないような気がするが、ニーズが少ないことを考えると他への転用、改修が必要だろう。
 市民文化会館改修基本計画で基本的な考え方として「若い世代の利用拡大を促すため、スタジオ兼音楽室に改修する」と示されているが、これは有力候補だと思う。


 私はお茶を嗜むのではないので分からないのだが、施設が中途半端だから茶室を使えないとの意見を聞いたことがある。しかし、市内に専用の施設として松露案があるのだから茶室としての改修は必要ないと判断をせざるをえない。松露案は駅から遠いから使いにくいとの意見も聞いたことがあるが、そこまでは対応できない。
 茶室をすべてなくすべきとは考えていないが、どこまで必要なのかを考えなくてはならない。他に代替えできるのであれば、新たな機能を持つ施設として再スタートすべきだろう。

 市民文化会館には他の改修も考えなくてはならない。これからの大きな課題だ。
(写真は、市民文化会館の中にある茶室)

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