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- 2014年05月08日 07:20
「みんなの党」渡辺代表「裏金」問題の疑問点その9(資産報告書の訂正)
2/22.「みんなの党調査チーム」の「報告書」で明らかになったこと
(1)資産報告は、衆議院総選挙のあった2012年12月16日時点の資産が対象ということです。当初、渡辺氏は、借入金(残高)が2億5000万円と報告していました。
ところが、DHCの吉田会長が2010年6月30日に3億円、2012年11月21日に5億円、計8億円を渡辺氏に貸し付けたことが本人の手記によって暴露されました。
(2)当初の資産報告における借入金2億5000万円と吉田会長からの借入金計8億円の関係が不明でしたが、それは、「みんの党調査チーム」の「報告書」で明らかになるわけですが、それだけではなく、吉田会長以外からも借入していたことがわかったのです。
①資産報告の対象である2012年12月16日までの借入れは、以下のとおりです。
Aから 2010年3月26日 5000万円 借入②資産報告の対象である2012年12月16日までの返済は、以下のとおりです。
Aから 2010年6月18日 4000万円 借入
Bから 2010年6月18日 4000万円 借入
Bから 2010年6月18日 4000万円 借入
吉田会長から2010年6月30日 3億円 借入
吉田会長から2012年11月21日 5億円 借入
Cから 2012年12月5日 1億円 借入
計 10億7000万円 借入
Aに 2010年7月13日 9000万円 返済③借入残高 6億5500万円
Bに 2010年7月13日 8000万円 返済
吉田会長に2010年12月29日 8000万円 返済
吉田会長に2011年4月28日 5500万円 返済
吉田会長に2011年8月1日 5500万円 返済
吉田会長に2011年10月28日 5500万円 返済
計 4億1500万円
これは、再訂正金額と一致します。
(3)なお、2012年12月16日以降で同年内の返済に以下があります。
Cに 2012年12月25日 1億円 返済
もし、最初の訂正で1億円少なく訂正したのは、これを含めてしまっていたのかもしれませんが、それはあくまでの推測です。
(4)2013年にも借入と返済がありますが、ここでは取り上げません。
3.感想
(1)「みんなの党調査チーム」の「報告書」における調査結果について、先日のブログ投稿で、一定の評価をしたのは、以上のような借入れと返済がわかったからです。これは、「調査チーム」が調査し、「報告書」が公表されなければ、わからなかったことです。
本人が説明責任を果たさなかったことも、これで確認できました。
だからこそ、私は、一定の評価したのです。
(2)これまで自民党や民主党は、自己の国会議員に政治資金疑惑が発覚しても、本人任せにしていたのですが、「みんなの党調査チーム」が調査し、「報告書」を公表したことで、政党も説明責任を果たさなければならないし、果たすことが一定程度可能であることがわかりました。
これは、主権者国民にとっては、大きな収穫です。
(3)とはいえ、A、B、Cが誰なのか、いまだにわかりません。
この点では、政党の調査には限界があることもわかりました。
「みんなの党調査チーム」は強制力をもって総先で売る権限のある捜査機関ではないからです。
(4)最後に、提案です。
現在の資産公開法(政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律)については、政治倫理法の名に値しないこと、資産公開法としてもザル法であることは、すでに指摘してききましたが、ここでは、尺入金の記載のあり方についてのみ最低限の法律改正を提案しておきます。
「借入金」については、これまでのように借入残高を記載するだけではなく、個々の借入の詳細について記載するよう法律改正すべきです。
すなわち、各借入の金額、借入先の氏名・住所、借入れた日付についても記載させるべきです。
また、返済についても同様に詳細な記載をさせるべきです。
選挙の日の1年前から1年間の借入と返済を記載させるべきです。
そして、その後、それに変動があったら、その都度報告させるべきです(本来は、毎年報告させるべきです)。
そうでなければ、国民の知る権利を保障したことにはなりません。
さらに、虚偽記載については、現行法では定めのない罰則を設けるべきです。



