記事

動脈硬化学会反論 学会はエビデンスを出すところでただ批判だけするところではありません。

日本動脈硬化学会が人間ドック学会の例の案件(人間ドック学会 正常値のまやかし 「健康」は仮説)に反論を発表しました。(平成 26 年 4 月 4 日の日本人間ドック学会からの健診基準値に対する 日本動脈硬化学会の見解)

朝日新聞の記事も出ています。(健診の基準値緩和案、専門学会が反発 治療やめる恐れ

読んでいて本当に一般人がわかりにくい解説をするなということを感じています。

中性脂肪、LDLコレステロールともに心血管イベント(心筋梗塞等をおこすこと)を抑制すると書いていますが、彼らが出しているNIPPON DATAも、心臓疾患の発症率は男性でのみ増加の傾向がみられるが、もともと心筋梗塞の発症率が日本は低いため死亡率を変化させる程差がない事はわざと言っていません。

これは病気を発症させるとしても、それが原因で死亡する人は少ないということを表しています。極端にいうと、男性の乳癌発症率をいくら抑制しても、もともと発症する人が少ないので全体の死亡率低下には結びつきません。

今まで一度病気を起こした人(心筋梗塞等の心臓疾患)の死亡率抑制は証明されていても、何もおこした事のないいわゆる人間ドック学会の言う健康人での死亡率抑制は証明されていないことをわざと言っていないのです。

以前日本脂質栄養学会との対立(日本動脈硬化学会「長寿のためのコレステロール ガイドライン 2010 年」に 対する声明(2010 年 10 月 14 日)―に答える)の時とあまり変わっていません。

コレステロールの基準を下げてしまうと薬が売れなくなるから医者が病気を作っているんだ(医者、製薬会社がつくる病気)という、陰謀論のつけ込む余地を相変らず残したままの反論です。

データは歴史ともに解釈が異なります。学会として総コレステロールを突然ガイドラインからはずしたことはおいておき、他の学会の様々なデータをエビデンスが低いと否定するのなら、自分たちがエビデンスの高いデータを出せばいいのにと感じてしまいます。

都合のいいデータだけ採用し、その他は否定するだけではいかがなものでしょう。20年先の状態を予測する疾患(命にはすぐには結果が出ない)ですので、学会として批判だけしていてもと思ってしまいます。

ただの既得権益を維持しようとする圧力団体とみられるようでは、国民の信頼は得られません。

あわせて読みたい

「人間ドック」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    立民議員の官僚叩きに批判が殺到

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  2. 2

    上野千鶴子氏 任命拒否に危機感

    女性自身

  3. 3

    机叩き…橋下氏語る菅首相の会食

    ABEMA TIMES

  4. 4

    国に従わず支援求める朝鮮学校

    赤池 まさあき

  5. 5

    日当7万円 公務員と比較したのか

    橋下徹

  6. 6

    高級車雨ざらし カーシェア破産

    SmartFLASH

  7. 7

    任命拒否 学者6名に無礼な菅首相

    メディアゴン

  8. 8

    悪質な収集家に裁判官怒りの一言

    阿曽山大噴火

  9. 9

    唐揚げは手抜き論が示す食育不足

    東龍

  10. 10

    岸長男めぐり安倍家-岸家が火花?

    NEWSポストセブン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。