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来年の今日5月3日も、「国民の憲法記念日」として迎えるために

 1947年5月3日に日本国憲法が施行されました。

 それから、68年間、この世界屈指の先進的な憲法のもとで、我が国は敗戦からの復興と高度成長を成し遂げ、恒久平和主義国家として、世界でも有数の文化的にも経済的にも豊かな社会を形成してきました。

しかし、今、この日本国憲法が「憲法で亡くなる」という戦後民主主義の最大の危機が迫っています。

「日本語が日本語である限り、この世に論理や理屈がある限り」、憲法9条をどのように読み解いても絶対に集団的自衛権の行使は可能とできない。「必要最小限の集団的自衛権の行使」なるものや、「限定的な集団的自衛権の行使」なるものも含め、集団的自衛権の行使を可能にしたいのなら、憲法の条文改正を行う以外にない、というのが60年余りの間、国会と政府(内閣)の間で積み重ねられてきた政府の憲法解釈です。
http://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524/18078491.html

それを、安倍総理により解釈改憲として強行されたなら、それはもはや、憲法9条だけの問題ではなく、日本国憲法が憲法として死滅することを意味します。

例えば、言論報道の自由を定めた憲法21条には、どこにも、新聞やテレビや雑誌やインターネット上の表現の自由を守ると個別具体に明示されていません。これらは全て、解釈によって保障されているのです。

9条の解釈改憲を許せば、「人間が死ぬ戦争すら、解釈改憲で解禁できたのだから」とどのような解釈変更も強行されることになるでしょう。

「国民のかけがえのない自由と権利を保障し、国家権力を制限する」という立憲主義は当然に、最大の国家権力の行使である戦争行為にも及びます。

集団的自衛権の行使という、憲法で禁じられている新しい戦争により間違いなく失われることになる自衛隊員の命や、その危険性が間違いなく存在する国民の命を、安倍総理が決めることは絶対に許されません。

それを決めることが許される唯一の者は、主権者たる国民であり、その判断を行うのが国民投票です。

来年の今日5月3日も、「安倍総理の憲法」の記念日ではなく、「国民の憲法記念日」として迎えることができるよう、引き続き国会議員として全力を尽くすことを改めて国民の皆さまにお誓い申し上げます。

(ご参考)
※「集団的自衛権の解釈改憲と安倍政治の問題」(J-CASTニュースの動画番組「テラポリ」第6回)
https://www.youtube.com/watch?v=q1_k4w1LGhg

※解釈改憲問題について
http://konishi-hiroyuki.jp/kenpou/#iken

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