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明日からヨルダン・レバノンに行ってきます

突然ですが、ゴールデンウィークの後半を使って弾丸旅程でヨルダンとレバノンに行くことにしました。

目的は、僕が青年海外協力隊としてシリアに住んでいた時にお世話になっていたシリア人の友人Nとその家族に会うとともに、彼らのこれからの生活をサポートするためです。

冗長にもなるし、かつ、センシティブな内容でもあるのでブログに書くか迷いましたが、やはり背景を書こうと思います。

ご存知の通り、いまシリアは内戦状態が続いていて、国中のいたるところで悲惨すぎる事態が起きています。友人Nや僕の住んでいた人口2,500人の素朴で小さな村も例外ではなく、ここ最近、治安は急激に悪化しています。

友人Nとは、協力隊の活動が終わってからの約8年間、数ヶ月に一度、僕の方から電話をして連絡を取り合っていました。珍しく友人Nの方から電話がかかってきたのは、今からおよそ1年ほど前のことだったかと思います。

「村の治安が悪化している。僕たちは村を出るかもしれない」

ただ、それから連絡を取っていても状況は大きく変わらず、しばらくは小康状態が続きました。友人Nから、聞いたこともないような絶望的な声で連絡が来たのは、今から数ヶ月前です。

「治安の悪化は限界で、これから家族と村を出ようと思う。 でも、6人の家族(小さなお子さん2人とお年寄り含む)を 養う生活費がない。もしよければ、助けてほしい...」

彼からこんな風に深刻に助けを求められたことは一度もなく、いかに彼の状況が緊迫しているのかが痛いほど伝わってきました。

この時点で、僕の方でも家族と相談し、友人Nに対して出来る限りの経済的な支援をしていく方針を決めました。

そんな中、突然、友人Nとの連絡が途絶えました。家に電話をしても回線は切れているし、彼の方からの連絡もなく、彼とコミュニケーションを取る手段はなくなりました。いくら連絡手段を考えても、なす術がありませんでした。

もしかしたら・・・。正直なところ、最悪の事態が頭をよぎりました。

ところが1週間ほど前、古い連絡帳から友人Nの別の連絡先が奇跡的に見つかり、僕は彼に連絡を取ることができました。

友人Nとその家族は、みな無事でした。

ただ、彼らはすでに愛する村を追われていて、首都ダマスカスで困窮した暮らしを送っていました。

十分な食べ物が手に入っておらず、子どもの教育のためのお金も、底をついてしまったそうです。ギリギリの生活を送っていることが、声色からも想像できます。

そんな中、僕は経済的サポートの話を切り出しました。

「僕がシリアにいた間、僕はあなたにお世話になった。 だから、今度は僕があなたを助ける番だ。 だから毎月XXXドルの援助をしたいと思っている。」

この金額は色々と考えた上で提示したものでしたが、正直、友人がどう反応するかは不安でたまらなかったです。僕が彼なら、それでは安すぎると主張して激昂するかもしれないし、あるいは、プライドが邪魔してしまって、経済的支援には強い抵抗を示すかもしれません。

でも、友人Nから返ってきた答えは、こうでした。

「どうもありがとう。でも、決して勘違いして欲しくないのは、 僕がいつかあなたに世話になりたいと思ってお世話をして いたのではないということだ。友人であり家族同然だから、 当然のことをしていただけだ。それだけは分かってほしい」 「金額よりも、こうして心配して連絡をくれるのが1番なんだ。 だから金額はいくらだっていい。その気持ちが本当に嬉しい」

内戦で国内避難民となってどん底の状態にいる友人からこんな言葉をかけられて、僕はもう、涙が止まりませんでした…。

そして僕は、急遽、友人Nに会いに行くことを決意しました。

なるべく早く、そして確実にサポートを届けるためにも、直接会ってお金を渡したいのです。それに、彼と会ってちゃんと話をして、少しでも彼のことを勇気づけたいのです。

ただ、当然僕はシリアには入れないわけで、彼の方にシリア国外に出てきてもらう必要があります。正直、ちゃんと会えるかも分かりません。でも、動かなければ始まらないとも思うのです。

というわけで、明日成田を発ち、まずはヨルダンへと入ります。この件、また記事で続編を書いていきたいと思います。

こんな冗長な長文を最後まで読んで下さった方、どうもありがとうございました!

P.S.この最低な内戦が一刻も早く終わって、1日も早くシリアに平和が戻ってきますように…

NPO法人クロスフィールズ小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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