NYTが、動画コンテンツのハブとなるサイト「Times Video」をリニューアルしました。
スマホやタブレットでも利用しやすいよう、レスポンシブデザインを採用。ニュースと政治、国際、オピニオン、ドキュメンタリー、ビジネス、テクノロジー、カルチャー、スタイル、ヘルス、フード、トラベル、スポーツ、家、サイエンスの14のチャンネルを用意し、ユーザーが好みのコンテンツをより簡単に見つけられるようなサイトになっているとのこと。「Branded Playlists」という動画のネイティブ広告も最近導入し、マネタイズ面での戦略も見られます。
ショートビデオから長めのドキュメンタリーや特集まで、Times Videoは世界最高クラスの動画を届けます。
と、ビデオ部門のジェネラルマネージャー Rebecca Howard(レベッカ・ハワード)さん。
NYTがもはや文字だけのメディアではないことを、正式に断言してもいいと私は思います。
画像を見る「Times Video」用にロゴを新しくするところも気が利いてますね。
昨年も1分でその日のニュースを伝える「TimesMinute」を始めるなど、ビデオ戦略を強化しているNYT。去年は1ヶ月に250〜300のビデオをつくっていましたが、現在その数は430まで増えているそう。
またハワードさんによれば、NYTでは現在、記者が動画の撮影・編集スキルを身につけるための研修も行っているとのこと。
・ジャーナリズムにおける2014年のビデオトレンド
・BBCレポーターがiPhoneでミニドキュメンタリーを作成
でも書きましたが、これからは記者にも動画の撮影・編集技術が求められる時代になりそうです。
引き続き動画の勢いは続きそうだな、と思ったニュースでした。
(via NYT, CAPITAL, Advertising Age, TAXI)