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IT復興円卓会議ニコ生「メディア」 -1/4

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IT復興円卓会議ニコニコ生放送、【第2回:メディア】。
8月18日、今回も赤坂の飲み屋街にある融合研究所特設スタジオからお届けしました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv59798260

パネリスト:
 池田信夫 (上武大学教授)
 関口和一 (日本経済新聞社 論説委員兼解説委員)
 田村和人 (フォアキャスト・コミュニケーションズ常務取締役(日本テレビ))
 藤勝之  (エフエム東京 取締役)
 佐々木俊尚(コメンテーター)
 菊池尚人 (モデレーター)
 中村伊知哉(モデレーター)
 関口さん田村さん藤さんは、新聞・テレビ・ラジオというマスメディアの人だけど、デジタルメディアに親しい方々。池田さん佐々木さんはネット系ではあるけれど、元々NHKと毎日新聞。
 KMD永田晃さんのログを元に再生してみます。

はじめに



(中村)初回のテーマは「行政」。総務省の谷脇さん、経産省の境さん、元内閣府の瀬戸さんの3人の官僚と今日もお越しいただいている池田さんをお呼びして、行政による情報発信の強化や、民間による情報活用、クラウド化の促進、スマートグリッドの必要性などについて議論しました。池田さん、佐々木さんどうでした?

(池田)官僚の人は決まったことをやる力はある。今回の場合は決める人(政治)がめちゃくちゃだったので、官僚にとっては可哀想だった。

(佐々木)政治判断があってこその官僚。現状は官僚に頼りすぎている。政治決定プロセスをどう作るかというのは相変わらず見えてない。

(中村)2回目となる本日のテーマは「メディア」。地震・津波の被災地と原発問題の2つをテーマに議論し、マスメディアとネットメディアの将来展望を描こうと思う。3つ目はメディアの将来展望を映す。マスメディアに居られた方、マスメディアに居る方をゲストとして話を展開していく。

(1)地震・津波の被災地



アンケート「震災後1週間で役に立ったメディアは何か」(新聞、TV、ラジオ、ネット)
 →視聴者はインターネット7割強

(中村)ネットが7割とは。

(佐々木)視聴者の属性というのもあるだろう。

(菊池)被災地でどのメディアが役に立ったかという統計があるのでご覧頂きたい。
  →ラジオが多数

(中村)ラジオって皆、そんな持っているのか?

(藤)被災地では無料で相当配った。TVはそもそも電源がない等の理由だろう。ネットアンケートは被災地の状況とだいぶ違うのではないか。

(佐々木)仙台南部にも二種類あって、気仙沼より北は年配者しかいない。南は結構若者が多く、ユーザー層の違いもあったのではないか。求めている情報によって違うだろう。東京では原発の状況が欲しい。被災地にとっては、何処に行けば逃げられるのかという状況の違いがある。ニーズとサプライで無数の温度差がある。ネットは被災地の情報を外から得るのは非常に便利だった。 

(藤)東北3県の聞き取り調査のデータがある。普段どのメディアで使っているか、被災後はどうだったか?というアンケートをとった。普段は圧倒的にTV.地震直後はインフラ復旧率等もあり必然的にラジオが高くなる。7割強の数字でラジオを使うというのもあった。被災地のラジオ局が落ちているというのもあり、現地で取材しても現地では伝えられない。そういうときに東京に情報を送ってもらい、東京から被災地向けに番組に発信。これは被災者向けの情報で当然スポンサーもなく、CMもなく10日近く流しっぱなし。これがあるべき姿として東京の人には申し訳ないけどやらせてもらった。ラジオを全国から集めたりはしたけど、配る方法がわからないというのもあった。十分かどうかというのは見方次第だが、現地からどうやって取材するか、そのデータをどう放送するかというのを今後考えていきたい。

(中村)TVはどうだったのか?

(田村)津波情報をどうやって知ったか?というので一番多いのは防災無線で40%強。TVは圧倒的に少ない。NHKも民放も一生懸命津波警報を出していたが、停電で見られない方が多かった。カーナビやワンセグで見られた方が多かったようだ。TVよりラジオの方が、数値がいいのも、ラジオは電源を刺さないというのが良かったんだろう。

(中村)結局、電池があるかないか?ということ?

(田村)声として多いのは、ワンセグの使用はバッテリーを消費するので止めたという方が多い。

(中村)情報通信白書ではワンセグの活用、ラジオの活躍というのに触れられている。新聞は?

(関口)新聞はもともと速報メディアではない。そこで被災地情報を紙にして送るという役割はあると思う。ただ今回の場合は、工場が被災した紙やインクの供給先が被災したという理由で満足に配布できなかったというのがある。しかし、今回は電子新聞という形で無料配布した。それを現場でコピーして配布という形があった。

(菊池)被災地では壁新聞も多かった。被災地のリアリティを感じた。

(佐々木)こういうのは誰が作っているかというと記者。輪転機ではなくて組版機が壊れてしまい、データを新潟におくって、そのデータを仙台に送り返してもらっていた。いろんな方法はあると思うが、一つの手段に頼るのは危ない。電池があるならラジオ、基地局があるならインターネットという風に分散するのが防災の時のメディアの形だと思う。

(中村)被災地ではネットは役に立たなかった?

(佐々木)そんなことはない。ただ、基地局が繋がるかどうか。バッテリーにもよるが3時間とか8時間程度。震災直後・停電中という際にネットで情報を得ようとしていた人は少なくないはず。ただ、被災地で携帯でネットを利用していた人がどれぐらいいるかは多様化していて、計測しづらい。

(関口)携帯電話は、携帯ネットワークの二本立てで行くというのが安定。Wirelessと有線の2本立てが求められるだろう。

(池田)ラジオとTVは多少位置づけが違うように思える。長崎の豪雨の際にはカメラで雨を写していても仕方ないしラジオも話すことはない。そこでラジオでは、誰が生存しているかという情報を流すことによって差別化をした。TVは個人の名前をたくさん出すのは向いてない。ラジオは人の名前を言い伝えるというので差別化があった。

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