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病院サイネージ

病院でも活躍しています。東京・虎ノ門病院。受付の上部にはるディスプレイで診療室への誘導がなされます。それぞれの診療室の扉にもNEC製のサイネージで診療の順番や待ち時間を表示。支払や投薬の情報もそれぞれ大型ディスプレイで表示されます。名前ではなく受付番号で呼出しする方法に変わったことで、患者さんのプライバシーが確保され、診察室への誘導もスムーズになっています。

「名古屋第二赤十字病院」では、ディスプレイシステムだけでなく、診療の順番が来ると自動音声で受付番号を呼出しする「お呼出し表示デジタルサイネージ システム」を導入。待合いだけでなく、ホールや廊下、レストランなどのディスプレイにも呼び出し状況が表示されるので、実際に呼出しがあるまではある程度自由に過ごせるようになり、待ち時間のストレスが解消されたといいます。

医療機関のデジタルサイネージへの需要は強い。病院での情報掲示、患者への情報伝達を行う手段として電子掲示板システムの導入が増えています。病院間の競争環境の激化からもサービス向上策として普及スピードが高まっています。これまで病院での情報掲示は、紙に書かれたチラシが多く、掲示板はチラシで溢れていました。行政からの案内文や保険料に関する通知、あるいは医局ごとの連絡など情報は全てが重要なものです。各種検査の順番や休診日の案内などを表示すれば患者も助かります。システムで内容を一括で管理することで、各種情報が統一され、紙での掲示も減り、美観も向上します。受付から待合い、診療、会計までの一連の流れを分かりやすく掲示することで、患者が時間を有効に使えるようになります。

もちろん、各種情報や広告を配信する機能もあります。病院という場は医療・保健・健康に強い関心を持つ方が集まっている、そして待ち時間にじっくり広告を見てもらえる、という点で媒体価値も高いのです。病院での待ち時間の平均は40分。病院の待合室で患者がとる行動としては「テレビ画面の視聴」が76%と最も多く、健康情報を交えた広告番組(インフォマーシャル)については、患者全体の56%が当該番組を見たと回答。85%の患者が院内での情報発信に「病気・薬の情報」を希望しているといいます。待ち人数・時間や診察番号を表示するシステムを全国800の医療機関の受付や待合室に提供するメディアコンテンツファクトリーの毛塚社長は「病院と患者の情報ギャップが大きすぎる。現場で伝えるメディアが大事だ」と言い切ります。日本の医療機関10万か所にこうしたシステムが普及していくことは十分考えられます。

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