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市場の停滞と発展モデル

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成長をみせるサイネージを取り巻く経済状況はどうでしょうか。再びIT分野に熱い視線が集まっています。しかし期待に反し、情勢は弱含み。IT産業は成長するどころか、縮小しているのです。総務省のデータによれば、2000年に86.3兆円あった市場規模は2005年に79.7兆円となりました。通信・放送、機器メーカー、ソフトウェアやコンテンツの売上の合計なのですが、全体で6.6兆円も減っています。特に、通信業とメーカーの落ち込みが激しい。

コンテンツ産業も実は停滞しています。2008年、コンテンツ市場は13.8兆円で前年比マイナス2.8%。広告費もほぼ横ばいで、テレビ業界も苦しんでいます。音楽も、出版も、新聞も、何年も続けて売上げ規模が縮小しています。1980年代、海外からバッシングを受けるほど強みを発揮していた日本の産業力をどうすれば再生できるのか。日本型の発展モデルは描けないのでしょうか。

一つの答えがデジタルサイネージです。新しいメディアとして、新しい産業として、現況を打開する突破口になるのではないでしょうか。ものづくりの力と、ポップな文化力とをかけあわせて、日本ならではのサイネージ・モデルが形作れるのではないでしょうか。

コンテンツ産業は停滞していますが、構造は激変しています。アナログコンテンツは7.9兆円でマイナス8.5%であるのに対し、デジタルコンテンツは5.9兆円、5.9%成長を見せています。市場がアナログからデジタルに急速に移行するのは止まらない。デジタルサイネージの活躍の場は増えそうです。

日本の広告市場は7兆円。これがデジタルサイネージの第一ターゲットです。さらに、広義の販売促進費は年間13兆円あると言われます。これも第二のターゲットとなります。いや、販促メディアとしての活用の方が広告よりも先に広がっていくでしょう。2007年の電子商取引の総額は1.83兆円。ネット上のビジネスは急激に伸びています。だが、流通小売り全体の売り上げは135兆円。まだネットの比率は1.4%に過ぎません。バーチャル産業にとっては、98%以上のアナログなリアル市場が残されているのです。それをどうデジタル化していくか。これもポイントです。

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