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日豪戦略的パートナーの更なる関係強化を

今月初め、日本で行われたオーストラリアのアボット首相と安倍総理との首脳会談で、経済連携協定(EPA)の大筋合意など大きな成果を挙げました。

日本とオーストラリアは、自由と民主主義、市場経済といった普遍的価値や利益を共有している「戦略的パートナー」です。

また、経済関係も緊密で、第4位の貿易相手国であり、資源のない日本にとってエネルギー・鉱物資源の安定的な輸入先として非常に重要な国です。

日本語学習者が29万人(世界第4位)もいるなど親日国でもあり、世界の中で最も対日関係を重視してくれている国でもあります。

アボット首相の初来日となった今回、安倍総理は、首脳会談に加え、プライベートな夕食会、迎賓館での歓迎行事、国家安全保障会議特別会合の開催など特別の行事を組み、手厚い「おもてなし」でお迎えしました。

今回の日豪首脳会談では、これまでの日豪友好関係をさらに強化し、戦略的パートナーシップを新たな特別な関係に引き上げることを確認しました。

特筆すべきは、経済連携協定で大筋合意できたことです。
オーストラリアはこれまで日本が締結した経済連携協定で最大の貿易相手国です。

TPP交渉にも良い影響を与えると考えます。

日本の主要な輸出品である自動車について輸出額の約75%の関税が即時撤廃、残りも3年で撤廃されるなど、日本からの輸出額の約99.8%が将来的に無税化されます。

これは日本企業・投資家の競争力確保に大きな役割を果たします。

さらに、食料やエネルギー・鉱物資源をオーストラリアからの安定的供給を確保する規定も設けられることとなりました。

またオーストラリアの関心項目である牛肉は、一定量の輸入量を超えた際に関税率を戻す仕組みを導入しつつ、年数をかけて関税率を削減することとなりました。

安全保障分野では、防衛装備・技術分野の協力の枠組み合意に向けた交渉の開始、共同訓練などの協力を一層拡充することを確認しました。

アボット首相からは「積極的平和主義」など日本の安全保障政策に歓迎の意が示されました。

加えて、紛争が力ではなく平和的かつ国際法に従って解決される必要性、拉致や核・ミサイルを含む北朝鮮情勢、軍縮・不拡散など、幅広い地域・国際課題について認識を共有しました。

今回の大きな成果を具体化させるべく、今後とも両国関係の強化を図ってまいります。

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