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母親教師の「入学式欠席」問題にニコニコ読者「批判するのはモンペか社畜」

キャリコネが4月14日に配信した記事「仕事と私生活、どっちが大事? 『入学式を欠席した担任』で議論」に、ニコニコニュースで約1200件のコメントが寄せられた。

記事では、埼玉県の公立高校の50代女性教師が、他の高校に通う自分の長男の入学式に出席するために、担任を務める新1年生の入学式を欠席し、それが県の教育委員会で問題となった件などを紹介した。

圧倒する私生活優先派「教師である前に母親」

女性教師の行動に対する賛否は、ヤフーの意識調査などでは拮抗していた。しかしニコニコニュースの若い読者からは、女性教師を擁護する声が7割以上と圧倒的に多い。コメントには、仕事最優先を批判する意見が相次いでいる。

「教師である前に母親なんだ。そっちを優先したって別にいいじゃないか。一生に一度の大イベントなんだぞ?」
「他人の子供より自分の子供。仕事より私生活。って思うんですが」

女性教師を批判する側からは、「聖職者としての自覚はないのか」「公務員のくせに私を優先するのか」といった声が出ていたが、これを「時代錯誤の滅私奉公」と捉える読者が多かったようだ。このほか、

「これを批判してる人ってモンペか、ブラック企業肯定してる社畜のどっちかでしょ 子供はこんなこと気にしてないよ」

という声も出ていた。モンペとは、学校に対して過剰な要求をするモンスターペアレンツのこと。「わざわざ忙しい親が足を運んでいるのに、教師が私生活を優先するとは何事か」というのは、確かにモンペが言いそうなことだ。

「社畜」とは、いかなる場合も仕事を最優先すべきと考える人のことだろう。いずれも「私生活最優先派」にとっては敵視すべき存在である。

「祝い事が重なったら公を優先」はマナーの常識?

また、女性教師が事前に休暇届を出し、自分が担任を務める生徒たちにお詫びのメッセージを残していたことにも、同情の声が強い。「(有給休暇の取得の)学校側の許可も得ている以上何の問題もない」「女性教師が個人批判されるのはおかしい」という見方が多数出ていた。

とはいえ、いかなる場合も「私生活を優先すべき」で済めば、ここまで議論が盛り上がることもなかったはず。やはり、公私の切り分けは単純ではないだろう。あるニコニコユーザーは「私生活」一辺倒のコメント欄で、このような新鮮な視点を示している。

「祝い事と不幸事が重なったら、不幸事を優先。公私で祝い事が重なったら、公を優先。公私で不幸事が重なったら、私を優先。こんなの常識ですよ?」

この基準に当てはめてみると、今回の入学式は「祝い事」であり、女性教師は自分の勤務先を優先すべきだったことになる。

確かに葬儀などは、その日に出席しなければ取り返しがつかないが、お祝いであれば後から改めて祝うことができる。日常生活で迷ったときには、参考になりそうだ。ただ、このような考え方がマナーの世界の常識であるかどうかは、確認することができなかった。

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