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なぜみんな黒スーツを着てしまうのか?黒スーツにみる「礼儀正しい」と「フォーマル」の違い

学生のためのドレスコード入門2にて、黒のスーツについて取り上げたところ、すさまじい反響だった。

簡単に言うと、黒のスーツというのは、「葬式またはカクテルパーティー、または韓流スターのステージ衣装、リムジン運転手の制服」であって、ビジネスでは着用してならない、というものだった。

これを知らない人が多かったようだ。

しかし、なぜこれが流行ってしまったのだろうか。

ツイッターのコメントなどをみて思ったのだが、どうやら、フォーマルについての勘違いがあるのではないか。

紺やチャコールグレーのスーツと、黒のスーツ、どちらがフォーマルか?

といわれると、フォーマルなのは、黒のスーツだ。

なので、多くの日本人の頭のなかは、スーツの色について、こういう序列になっているとおもう↓

(フォーマル) 黒  ->   紺・グレー ->  明るい色 (カジュアル)

これだけ見ると、じゃ、黒のほうがいいんじゃないか?だってよりフォーマルなのでしょう?と思うかもしれない。

しかし、そこが勘違いの根本かもしれないのだ。

多くの日本人は、黒はフォーマルな色ということで、より地味に、腰を低くしようとして、黒を選んでいるのだろうと思うが、「フォーマル」の意味合いを取り違えている可能性がある。

フォーマルというのは、より礼儀正しいといった「度合い」をあらわすのではなく、「場面」のことであり、その場面とは、単刀直入にいって「慶事、レセプション、晩餐会、パーティー」だと思って頂いてよろしい。

冠婚のタキシードの色が黒だし、それにならって、カクテルパーティーも黒、韓流スターも黒を着てキメている。

紺やチャコールグレーのスーツと、黒のスーツ、どちらが「着飾ってますか」?といわれると、黒のスーツのほうが「着飾っている」だ。

なので、ビジネスではNGなのであろる。

フォーマルだからよりビジネス相手に丁寧なのではなく、フォーマルだからビジネスではNGなのである。黒のスーツはバシッときまってカッコいいが、そんなキメキメの服で、ビジネス打ち合わせに来ないで欲しい。

ビジネスでは、着飾るのではなく、地味で突出しない恰好をするというのが大事だ。黒のスーツというのは、日本人にとっては最も個性がなく突出しない恰好のように思われているが、ドレスコードを知っている人からみたら、キメている服なのだ。

ビジネスにおいて、最も礼儀正しいのは、紺やチャコールグレーである。

慶事において、最も礼儀ただしいのは、タキシード(黒)である。

つまり、「フォーマル(慶事)な場面」と「ビジネスな場面」の2つがあって、カテゴリが違う。それぞれに適した服を着る必要がある、ということだ。

そういう使い分けなのであって、それを一列にならべてしまうのはおかしい。

【関連記事】
学生のための「ドレスコード」入門~「面接は私服でOK」の本当の意味
学生のためのドレスコード入門2-「望ましいスーツの色、黒いスーツの罠」

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