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- 2011年04月30日 00:00
2011.04.30
■4月某日 福島第一原発の悲惨な破壊状態が徐々に明らかになっている。元共同通信記者だった青山繁晴氏が原発施設に入って撮影した映像を見る限り、廃墟同然の光景である。この青山氏は原子力委員会専門委員という肩書があるために、東京電力の案内で施設内の様子を撮影できたようだ。
遅すぎるが、東電としてはもはやこれ以上の情報隠匿は不可能と判断したのか、それとも青山氏を逆利用したマスコミ対策なのか。4号機の燃料プール内部の映像もメディアに公開された。しかし、大震災からほぼ50日が経過したが、原子炉内の現状すらいまだに把握出来ていないのだ。放射線量が高すぎて危険な状態にあるため、作業員が近寄れないのだ。現状把握も出来ていないのに、どんな対策が打てるというのか、釈然としない。
この青山氏の撮影による映像の中で、福島第一原発の吉田昌郎所長は、再び大津波が来れば壊滅状態になるため、急遽、防波堤の建設を計画していると語っていた。エッ、である。最低15メートルの防波堤がいつ出来るというのか。とりあえず冷却水の循環で原子炉を安定させるという発表されたばかりの工程表も、世論対策にすぎないのではないかと思えてくる。
政府のその場限りの対応を批判して内閣参与を辞任した東大大学院の小佐古教授の決断が現状を雄弁に物語っているのではないか。大震災対策で20に及ぶ組織を立ち上げたものの、復興構想会議のメンバーひとつ見ても、「船頭多くして船山に上る」状態のようだ。いまだに最低条件ともいえる仮設住宅の建設も遅々として進まない。規制をかけているコンテナハウスの設置やトレーラーハウスの緊急導入を即決で決めたらどうか。避難者の気持ちを斟酌すれば、「お盆までには避難者たちの全員が住めるように」などと悠長なことを言っている場合ではないはずだ、菅総理よ!
話は変わるが、たまたま共同通信那覇支局長の大野圭一郎やや琉球新報OBの国吉新太郎氏と飲んでいたら、沖縄タイムスの論説委員・屋良朝博氏から電話が入り、合流することになる。合流したのは、朝日新聞那覇総局長の後藤啓文氏、沖縄タイムスの論説委員長・長元朝浩氏。琉球朝日放送の報道部長・謝花尚氏、キャスター・三上智恵さん、琉球大学の我部政明教授という面々。
後藤氏が東京本社の戻ることになり、その送別会とメディア・アンビシャス賞受賞のお祝いの飲み会だという。アンビシャス賞というのは、北海道大学大学院教授の山口二郎教授が世話人を務める市民団体が優れたメディア報道を称えるという趣旨で設立されたもの。後藤氏が書いた「沖縄 怒り疲れて虚脱 ヤマトは偽善だ」という記事が活字部門で受賞したのだ。この同じ賞の映像部門で三上智恵キャスターが制作に関わったドキュメンタリ番組「英霊か犬死か 沖縄から問う靖国裁判」が選ばれたのだ。この番組は今年のギャラクシー賞の受賞も既に決まっている。北海道の市民団体から沖縄発の記事や番組が評価されるというところが興味ぶかい。話の流れで、沖縄発でメディア報道を選別して称える賞を創設したらどうかと提案する。実現したら面白い試みだと思うのだが。
その後、琉球新報の政治部記者・内間健友氏も合流。東京の読者には目につかないかも知れないが、沖縄では共同通信、沖縄タイムス、琉球新報三社合同の画期的な企画で「日本はどこへ 普天間交渉2011」という連載が始まった。初回を書いたのが内間氏だ。その後は、共同通信外信部の上西川原淳氏。全員、面識のある記者たちだ。本土メディアが放棄している普天間基地県外・国外移設挫折の真相を追及しようという企画である。
連載に先立って掲載された記事が、鳩山由紀夫前総理の「普天間基地の抑止力は方便といえば方便だった」発言のスクープインタビューだった。共同加盟社の地方紙の食いつきはイマイチのようだが、原発行政同様に日本の官僚腐敗政治の本質を解明する意義深いいテーマだと思うのだが。
遅すぎるが、東電としてはもはやこれ以上の情報隠匿は不可能と判断したのか、それとも青山氏を逆利用したマスコミ対策なのか。4号機の燃料プール内部の映像もメディアに公開された。しかし、大震災からほぼ50日が経過したが、原子炉内の現状すらいまだに把握出来ていないのだ。放射線量が高すぎて危険な状態にあるため、作業員が近寄れないのだ。現状把握も出来ていないのに、どんな対策が打てるというのか、釈然としない。
この青山氏の撮影による映像の中で、福島第一原発の吉田昌郎所長は、再び大津波が来れば壊滅状態になるため、急遽、防波堤の建設を計画していると語っていた。エッ、である。最低15メートルの防波堤がいつ出来るというのか。とりあえず冷却水の循環で原子炉を安定させるという発表されたばかりの工程表も、世論対策にすぎないのではないかと思えてくる。
政府のその場限りの対応を批判して内閣参与を辞任した東大大学院の小佐古教授の決断が現状を雄弁に物語っているのではないか。大震災対策で20に及ぶ組織を立ち上げたものの、復興構想会議のメンバーひとつ見ても、「船頭多くして船山に上る」状態のようだ。いまだに最低条件ともいえる仮設住宅の建設も遅々として進まない。規制をかけているコンテナハウスの設置やトレーラーハウスの緊急導入を即決で決めたらどうか。避難者の気持ちを斟酌すれば、「お盆までには避難者たちの全員が住めるように」などと悠長なことを言っている場合ではないはずだ、菅総理よ!
話は変わるが、たまたま共同通信那覇支局長の大野圭一郎やや琉球新報OBの国吉新太郎氏と飲んでいたら、沖縄タイムスの論説委員・屋良朝博氏から電話が入り、合流することになる。合流したのは、朝日新聞那覇総局長の後藤啓文氏、沖縄タイムスの論説委員長・長元朝浩氏。琉球朝日放送の報道部長・謝花尚氏、キャスター・三上智恵さん、琉球大学の我部政明教授という面々。
後藤氏が東京本社の戻ることになり、その送別会とメディア・アンビシャス賞受賞のお祝いの飲み会だという。アンビシャス賞というのは、北海道大学大学院教授の山口二郎教授が世話人を務める市民団体が優れたメディア報道を称えるという趣旨で設立されたもの。後藤氏が書いた「沖縄 怒り疲れて虚脱 ヤマトは偽善だ」という記事が活字部門で受賞したのだ。この同じ賞の映像部門で三上智恵キャスターが制作に関わったドキュメンタリ番組「英霊か犬死か 沖縄から問う靖国裁判」が選ばれたのだ。この番組は今年のギャラクシー賞の受賞も既に決まっている。北海道の市民団体から沖縄発の記事や番組が評価されるというところが興味ぶかい。話の流れで、沖縄発でメディア報道を選別して称える賞を創設したらどうかと提案する。実現したら面白い試みだと思うのだが。
その後、琉球新報の政治部記者・内間健友氏も合流。東京の読者には目につかないかも知れないが、沖縄では共同通信、沖縄タイムス、琉球新報三社合同の画期的な企画で「日本はどこへ 普天間交渉2011」という連載が始まった。初回を書いたのが内間氏だ。その後は、共同通信外信部の上西川原淳氏。全員、面識のある記者たちだ。本土メディアが放棄している普天間基地県外・国外移設挫折の真相を追及しようという企画である。
連載に先立って掲載された記事が、鳩山由紀夫前総理の「普天間基地の抑止力は方便といえば方便だった」発言のスクープインタビューだった。共同加盟社の地方紙の食いつきはイマイチのようだが、原発行政同様に日本の官僚腐敗政治の本質を解明する意義深いいテーマだと思うのだが。



