記事

「何事も全力で」から「楽することをサボらない」へ

新人社員に送る、社畜にならないための4つの習慣。(デマこいてんじゃねぇ!)というエントリーがいかしている。

いろいろと書いてあるが、このエントリーは以下の一言に尽きる。
“アウトプットが同じなら、ラクしている人のほうがすごいのだ。”
自分が新入社員の時に言われたのが、「早く、力の入れどころ、抜きどころを覚えろ」というアドバイスだった。

見極める力がないころは、すべての仕事・タスク・作業が等価に見えてしまい、すべてのものに全力でぶつかっていってしまう。

仕事への相場観ができ、凹凸が見えている先輩の目からは、新人の仕事への態度は、仕事の重要性を無視し、リソース配分を考えない、無計画性ばかりが目についたのかもしれない。

全力でやり続けていたら、長くは続かない。どこかで重要な仕事で大きなミスをしてしまうかもしれない。。。

−−−

「何事にも全力で」ということを、美徳としている人もまだまだ多い。日本社会全体でいえば、まだまだこっちが主流だろう。

勤勉さを否定はしないが、それが報われるという前提で“勤勉さ”の押し売りをされると、すごく気持ち悪い。

個人的に大好きな商品やブランドのいくつかは、職人の丁寧な仕事によって生み出されるものだ。でも、それは生み出される商品が素晴らしいからであって、苦労が好きなわけではない。手間をかけるだけの意味のある作業を見極め、ちゃんとそこを大事にしているから好きなのだ。

−−−

マーケットが成長しているときには「何事も全力でやる」ことが、“結果的に”多くの人におすすめできるアドバイスだった時代があった。その時の教訓を、時代が変わっても引きずってしまっている。

今は、“どこがポイントなのか?”や“何に力を入れるべきなのか?”を見極めることが非常に重要だ。本気で全速力でアクセル踏みまくる前に、軽くテストして見極めることもずいぶんと市民権を得てきた。

でも、それは、“いかに手を抜くのか?”“やらなくてもいいことはなにか?”を見つけられることの重要性も指している

「楽をしよう!手を抜こう!」という言うと社会的な抵抗感がまだあるならば、「楽をすることをサボらない」ぐらいの楽することの勤勉性を、ヤレヤレ感を出して訴求するぐらいで、ちょうどいいのかもしれない。

蛇足:だとするならば、“手抜き修行”とか“適当な人になる講座”とかのマーケットが立ち上がってきてはじめて、社会的に「手抜き」や「楽する」ことの価値が認められるようにようになるのかもしれない。それはそれで息苦しいけど。

あわせて読みたい

「ライフハック」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    天皇陛下の政治利用疑惑。都議選前夜に、宮内庁長官の発言は軽率と言う他ない

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月25日 08:16

  2. 2

    金融資産1億円はもはや「富裕層」ではない

    内藤忍

    06月25日 11:24

  3. 3

    宮内庁長官の“陛下が五輪懸念と拝察”発言 記者から「発信していいのか」と確認も

    BLOGOS しらべる部

    06月25日 14:08

  4. 4

    <TBS「週刊さんまとマツコ」>悩みなき萬斎娘・野村彩也子アナに悩み相談させるのは残念

    メディアゴン

    06月25日 09:00

  5. 5

    NHK「たけしのその時カメラは回っていた」予定調和の気持ち悪さ

    メディアゴン

    06月25日 08:27

  6. 6

    「天皇陛下が五輪に懸念」…異例の長官「拝察」発言に賛同相次ぐ

    女性自身

    06月25日 08:32

  7. 7

    反ワクチン派への否定に医師「長期的な副作用は不明であることを念頭に置くべき」

    中村ゆきつぐ

    06月25日 08:57

  8. 8

    「五輪は延期か中止を」立憲民主党東京都支部連合会長妻昭会長

    安倍宏行

    06月25日 12:31

  9. 9

    ワクチン予約サイトの「.com」運用に疑問 行政はドメイン名で信頼性を担保して

    赤木智弘

    06月25日 10:24

  10. 10

    営業職の約8割「嫌な思いした」誰得営業が発生する現実

    キャリコネニュース

    06月25日 09:55

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。