- 2014年03月28日 00:00
朝日新聞AIR:Google Glassで、紙の新聞でもマルチメディアを
Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014で、朝日新聞メディアラボが「朝日新聞AIR」というGoogle Glass向けのサービスを紹介しました。
コンセプトは「空間のメディア化」。Google Glassをかけて画像や物体を読み取ることで、それに関連した情報を表示させることができます。
パンフレットを読み取って関連情報を表示させたり食べ物を読み取ってレシピを表示させたりといった使用方法もITmediaの記事で紹介されていますが、個人的に気になるのは、やはり新聞にどう活かせるのかということ。紙面を読み取ることで映像、音声、写真のスライドショーといったマルチメディアを表示させることができれば、今まで紙のメディアではできなかった表現方法が可能になるでしょう。
Google Glass自体がまだ日本で発売されていない、されたとしてもどれくらい一般に普及するかわからない、Google Glassを使ってまで紙でマルチメディアを表現する理由がない(ウェブを見た方が早い)と、まだまだ現実的ではないのかもしれませんが、未来には何が当たり前になるかはわかりません。ハリー・ポッターにでてくるような”動く新聞”が当たり前になる日がやってくるかもしれませんね。
ちなみにアメリカでは、Google Glassを使ったジャーナリズム「グラス・ジャーナリズム」を教える教育プログラムが今年の秋からできるそうです。
・グーグル・グラスから新しいジャーナリズムを追究する教育プログラムが、今秋開講
テクノロジーの進化とともにメディアやジャーナリズムは変わっていくもの。新たなテクノロジーが出てくる度に、「それを使ってどのような表現が可能になるのか」を考えることが大事なんだなとあらためて思いました。